第4回多摩川建築塾『山辺 豊彦さんによる構造設計演習』

先日、第4回多摩川建築塾『山辺 豊彦さんによる構造設計演習』が行われました。

今回は、あの有名な山辺先生の構造のお話でした。

山辺先生は、1946年に石川県で生まれ、1969年に法政大学工学部建設工学科を卒業されました。

1978年には、山辺構造設計事務所を設立され、大工たちが用いている継手、仕口、耐力壁、水平構面などの実大住宅の構造実験を行い、実際の設計法に反映して耐震性を評価する研究を続けてきました。

著書「110のキーワードで学ぶ―世界で一番やさしい木構造」や「ヤマベの木構造」など数多くの本を書かれました。

地震力や風圧力などの水平力が建物に作用すると、水平力は床面、屋根面などの水平構面を介して体力壁に伝達されます。建物の耐震性は体力壁で確保することになるため、水平構面は体力壁より先行破壊してはなりません。

そこで、建物の壊れ方について講義を行ってくださいました。

 

その後、それぞれが事前に提出した課題の講評を頂きました。

※前回の、藤井章さんの講評も書かれています。

 

建築基準法の規定で安心するのではなく、こういった勉強会に積極的に参加し、設計士としての知見を増やして、的確な判断をしていくことが、お客様の大事な命を守る住宅を作れるのではないかと思います。

丸晴は、伝統を守りつつ常に新しい知識を身につけていき、社会貢献に繋げていきます。

 

建前や上棟式で祭られる、あの飾りって何だか知っていますか?

先日、中原区で上棟式がありました。

大工さんにとっては少し暑さ厳しい真夏日でしたが、

施主さんにとっては、人生の1ページを飾るにふさわしい晴れやかな日となりました。

棟梁の矢島大工です。

建前は、まず土台、1階床を張り、柱を立てて桁・梁を組み、倒れを見ます(傾きの確認)。

その後は、2階も1階と同じように床を張り、倒れまで確認が終えたら、屋根の形状に合わせて小屋梁の上に小屋束を立てます。その上に母屋、棟木、垂木を載せると小屋組が完成します。その棟木に幣芯を飾ります。

最後は、広小舞を取りつけて野地板を張ります。ここまできて防水紙を貼ったら建前は終了です。

これが幣芯。

幣芯の作り方動画はこちら

https://youtu.be/plC_MXLDbxY

ちなみに、よく「上棟式」や「建前」で検索すると出てくるこの飾り。

なんのためになぜあるのかご存知でしょうか?

現在では、こんなにこじんまりとしていますが、

社寺仏閣や昔のお家では、上棟式の後、棟梁送りと言ってあの大きくて煌びやかな飾りを持ちながら、

親戚など上棟式にお金を出してくれた方々が棟梁を家まで送るという古い習わしがありました。

丸晴工務店 大石神社上棟写真

 

しかし、最近では核家族が増えたりすることにより、土地建物以外のところにあまりお金をかけない風習が広まってきています。ハウスメーカーが建てる建売なども多いため、そもそも上棟式自体が減り色々な習わしを知る人も少なくなってきています。

今回は、現代の上棟式をご紹介しながら、伝統に触れていただけたらと思います。

上棟式については、こちらに詳しく書かれておりますので見てみてください。

上棟式とは何なのか?大工工務店だからこそ知っている知識。

 

種類と由来

神社上棟の煌びやかな飾りは、「幣串」、「扇子車」、「破魔弓」、破魔弓に添えられる「破魔矢」と言います。

上棟式の際に棟木に供えられます。

 

幣串

幣(ぬさ)とも言い、木綿(ゆう)・帛(きぬ)・紙などの紙垂(しで)を挟む木や竹の祭具。これを御幣という。

御幣にとりつける紙垂は白だけでなく五色の紙や、金箔・銀箔が用いられることもあります。

「幣」は麻(麻布)、「帛」は絹(白絹、絹布)を意味し、両者は捧げ物の代表的な事物であることから、本来、「幣帛」で神々への捧げ物の「総称」を意味します

 

 日本人は、古墳時代の頃から、神々に対し、貴重な品々、「幣帛」を捧げてきました。

それらは、稲(米)、酒(みき、酒造技術)、塩、魚などの神饌(みけ)の他、鉄製の武器(刀剣類)や農工具(=製鉄・鍛造技術)・器・玉(=宝飾加工技術)・鏡(=鋳造・研磨技術)・衣類・布類(=養蚕・製糸・織布技術)など、その時代の最先端技術を象徴する物でもありました。また、これらの品々は、神々の霊魂が宿る依り代、神々の象徴でもありました。

その後、奈良時代後半から平安時代前期にかけて、幣帛は特に布類を指すようになります。

捧げ方も多様化し、折り畳んだ布を串(=「幣挿木」(へいはさむき))に挿んで捧げる形式が登場します。この幣挿木が現代の御幣へとつながっていきます。幣挿木が神々への捧げ物だと示すため、捧げ物本体である「幣帛」(=布類)とともに、神聖性を表現する「木の皮の繊維(これを「木綿」という)や麻」を、串に挿んで垂らしたのです。

時代が経つにつれ、「幣帛」に、「布」に代わって「紙」を用いるようにもなります。「紙」もまた、当時の貴重な品でした。この際も「木綿・麻」を垂らしていましたが、その代わりに、細長く折り下げた紙を両側に垂らす形式も見られるようにもなります(13世紀末頃)。これを「紙垂」(しで)と呼びます。

室町時代から江戸時代にかけて、榊(玉串・真榊)の他、神前に御幣を捧げる形が普及・定着化し、中世以降の御幣は、捧げ物本体である「幣紙」と神聖性を示す「紙垂」とそれらを挿む「幣串」から成る構造が、一般的となりました。

 

扇子車

長さ12尺〜15尺の角材に3・5・7本の太い横線を入れ、上部に3面の白扇を車状または1面の円形状の扇子を差し、木綿または麻糸と5色絹を垂らした祭具です。

その棟の上には、女性の七つ道具と呼ばれる(口紅、白粉、櫛、簪、鏡、かつら、こうがい)に飾ってあります。

これは、京都に大報恩寺という1212年建立という京都でも最古のお寺で、千本釈迦像、十大弟子の像などでも有名なお寺におかめ像が祀られているのと関係しています。

貞応二年(1223)、義空上人が大報恩寺の本堂を建立することになり、長井飛騨守高次(ながいひだのかみ たかつぐ)という棟梁が工事を請け負うことになりました。

多くの大工を束ね、大工事は着々と進んでいきましたが、あるとき寄進された大切な四本の柱のうち一本を誤って短く切ってしまいます。代わりの柱を探すも見つからず、このままでは上棟式までに工事を終えることができない、、、。

総責任者として悩み苦しんでいたその高次の危機を救ったのが、彼の妻、「おかめ」でした。おかめは「全ての柱を短く切りそろえ、柱の頂上に枡組(ますぐみ)をつけて補えば」と助言をし、高次は無事に上棟式までに工事を終えることができたのでした。

安貞元年(1227)12月26日、盛大な上棟式が行われますが、そこにはおかめの姿はありませんでした。

当時は、女性が男性に助言するなどあってはならないといわれていた時代。夫の名誉を守るため、おかめは上棟式を前に、自ら命を絶っていたのです。

義空上人はそんなおかめの徳を称え、境内に塚を建てて供養したといわれています。

この言い伝えにより、おかめさんは大工の守り神となったといわれています。

 

大報恩寺は安貞元年(1227)に建立され、本堂は幾多の戦火を免れ、800年近く経った今も当時のまま残る京都市内(京洛)最古の木造建造物として国宝に指定されています。

これらのことから、災難から逃れ長く残る建築を願い、今でも棟上げの時におかめさんの面やおかめさんの「女の七つ道具」を納め、永久に頑丈な建物になりますようにと祈願しているといいます。(参考文献:九州国立博物館)

丸晴工務店 大石神社上棟写真

丸晴工務店 大石神社上棟写真

破魔弓と破魔矢

一般には破魔矢のみがよく流通しているが、正式には、破魔弓で射て初めて邪魔を破り浄化する効力を発揮する。一般人が破魔矢を持つ意味は、破魔弓は神や神主や破邪の能力を有する者が持って方向と力と気を定めて構え、破魔矢の所有者は破りたい魔に対する矢を提示する形で射られる、との仕組から来るとされています。

破魔矢の先が鋭く尖っていないのは、目標とする人や物自体ではなく邪魔が発する邪気・邪意・邪道・邪心等の妖気を破り浄化する用を為せばよいので、鋭利な刃物である必要が無い為です。

陽の矢は未申、陰の矢は丑寅の方角に向けます。

丸晴工務店 大石神社上棟写真

(参考文献:建築知識「和風デザイン図鑑」、ウィキペディア)

 

時代、土地柄、環境により飾りが小さくなったかもしれませんが、大工を守り、永久に頑丈な建物になりますようにと祈願していることに変わりはないと思います。

このように、意味を知りながら建っていくお家、これから建てるお家を見るのは楽しさが倍になっていくのではないかと思います。

ぜひ、性能やデザインだけでなく、伝統などに触れながら自分のお家を建ててみていただければと思います。

 

最後に、

Y様上棟おめでとうございます。

素敵なお家が出来上がるのを楽しみにしています。

 

大工さんって普段何をしているの?

普段、大工さんの仕事って何をしているのか気になりますよね。

大工さんは、家を建てている間は現場にいますが、

現場に入る前に、家の骨組みとなる柱や梁などの準備を作業場で行います。

 

今月末ごろに上棟式を迎えるY邸の刻みを矢島大工が行っていました。

 

ほぞを作る機械で作っていきます。

あれ?

普段は鑿で刻んでいるのになぜ?と思い尋ねると、

これは、直角に刻むほぞだから機械で行い、

普段の刻みは『鎌継ぎ』と言って複雑な形のほぞのため、機械を使うことができないそうです。

これが、『鎌継ぎ』

 

下図のように、台形にするほぞもあります。

これは角に位置する柱ですが、柱にかかる桁が目通りに割れてしまった場合、

柱が抜けてしまわないようにするためのほぞです。

直角のところだけ機械で刻み、後で台形に手刻みするそうです。

 

 

他にも、

地域の方々から『この木を使ってまな板を作ってください。』と言われれば、

空いた時間で作ります。これは、清水大工が作りました。

これは、銀杏(イチョウ)の木。

 

 

丸晴工務店では、色々な取り組みを行っているので

大工さんたちは、家具を作ることもあります。

現在、竹内大工と清水大工が作っているのは、青森ひばのオリジナルの置き家具です。

 

これは、棚足。

左が檜で、右が青森ひばで作ってあります。

前回作った棚足の動画がこちら。

https://youtu.be/7o0e49ykuy4

両方とも良い香りがしますが、青森ひばの方が香りは強いです。

その強い香りが、防虫効果をもたらします。

最近では、人間には心地よい香りの青森ひばを

ウッドチップにしたものでアロマを楽しむ人も増えてきているそうです。

色々なものに使えて便利ですね。

青森ヒバについてのブログはこちら

https://www.marusei-j.co.jp/青森ヒバってどんな特徴があるの?/

 

このように、日々大工さんの仕事は変わり、一つ作り終えればまた作る。

この一つ一つを丁寧に慎重に作り上げます。

お客さんの手に渡った時を考え、大工さん同士で相談しあうこともあります。

こんなにも真剣に作っているのに、取材が苦手な大工さんは遊んでるだけだよ。

とお茶目に返されてしまうこともあります。

人間味にあふれ、知識豊富な大工さんたちが作るものは、

やはり温かみがあり、木の良さを最大限に引き出したものが出来上がるのだと思います。

股旅社中〜街の景観をよくするために〜

股旅社中の活動として

街の景観をよくするため、街に設置するゴミ置き場を木材で製作しました。

デザインは家具デザイナーの中村さん

製作は、清水大工。

 

材料はウリンという木材。

1950年から1996年まで輸出が禁止されていたため、日本ではあまり馴染みのない材ですが、耐水性、耐朽性、防虫性が高く、シロアリやフナクイムシにも抵抗力があります。

日本では、アイアンウッドと呼ばれ、主にエクステリア材として、ウッドデッキやフェンス、公園や店舗の床などに使用されています。

ゴミ置き場の木材としては、最適な材料となります。

使用はというと、蓋のように上の扉が開き、ストッパーがかかります。

蓋を開けながらゴミを入れるのではなく、開けた状態で両手を使って入れることができます。

また、ごみ収集の作業が考えられた設計で、手前扉が観音開きになるので、出し入れがしやすくなっています。

内側には、ステンレスを貼り、底に水勾配をつけることで、耐水性の効果が得られ掃除がしやすいよう設計されています。

 

 

 

 

川崎市では、道端にゴミ置き場をそれぞれ地域の方たちで設置しゴミを回収してもらいますが

ほとんどのゴミ置き場が街並みとはかけ離れたあまり見栄えが良くないものです。

 

地元のお客さまから

「ゴミ置き場を木でつくりたい。」の一言がきっかけで制作されたゴミ置き場。

こんなふうに、少しでも街のことを考えて声を発せられる方がいると、

どんどん街も美しくなり、自然と豊かな心で暮らしていけるではないかと思います。

丸晴工務店では、少しでもそのような声に耳を傾け、より良い街づくりに貢献していけたらと思います。

 

 

街に居ながら山の四季を身近に感じる庭づくり

丸晴工務店のお庭作りでは、お手入れ方法や水やりの方法などがわかるよう造園設計・施工士さん指導の元、ワークショップ形式でお客様と大工、建築士で作ります。

「街に居ながら山の四季を身近に感じる」庭づくり

山の木を使い、住む家や住む街に緑を増やし、街に居ながら緑を感じて豊かな生活を送る。

また、街の景観に役立ててご近所さんも心豊かに。

そんなふうに、豊かな生活を送って頂けることを目指し庭づくりを行います。

 

1軒目〜町田市にて〜

テラスや畳スペースから見えるようにと大きな樹木をたくさん植えました。

 

そのテラスからは、

「おーい。」と妹さんのお子さま。頑張っている姿に手を振ってくれていました。

終わった頃には、もう陽も沈みかかって、みんなヘロヘロになってました。

けれど、次の日に「今朝、玄関を出てきた時には自分の家ではないような感じがするほど緑が豊かになっていて、自然に包まれて気持ちが良かったです!」と嬉しいメールを頂き、疲れが吹き飛びました。

これから、もっともっと緑が増えて心豊かな生活を送って頂けるのではないかと思います。

また遊びに行かせていただく時が楽しみです。

 

2軒目〜横浜市にて〜

お子さまも参加してペタペタ。

この感触はなんだ!?

暑い日に少し冷んやりした苔をはるのは楽しかったかな?

今の時代、外に連れ出してあげることもままならず、なかなかお子さまに経験をさせてあげることができません。

そんな中、このようにお子さまが手を使い、土や葉などを身近に感じられることは素晴らしいことだと思います。

一緒に植えた樹木だからこそ、お子さまも大事に育てていって頂けるのではないかと思います。

 

そして、玄関までのアプローチが植栽で彩られると、仕事から帰った時ふっとその疲れを癒してくれます。

これから秋・冬・春・夏と繰り返し四季を重ねていくたびに、表情を変えて四季折々の景色が見られることでしょう。

その折々の景色を楽しみながら、お家と共に成長していってくれたら嬉しいです。

 

そのほかのお庭に関してのブログはこちら

青森ヒバってどんな特徴があるの?

数多くの材木。

一つ一つを見るととても個性的で一つとして同じものはありません。

土地や生育環境など土が同じでも太陽の当たり方、傾斜のついた場所でも全く違うものになります。

そんな人間のように多種多様な木材について書いていけたらと思います。

今回は、青森ヒバについて書きます。

青森ヒバ【桧葉】とは

日本国のヒバは、8割以上が青森県に生育しているが、これらは「青森ヒバ」と呼ばれ、天然秋田スギ、木曽ヒノキと並んで日本三大美林の一つになっています。

ヒノキ科アスナロ属

青森ヒバは、樹高30m、直径80cmに達する日本特有の針葉樹高木です。

青森ヒバは、秋田杉と同様に枝が接地したところに根を下ろし、新たな樹がそこから成長します。

青森ヒバはアテ(斜面に育成した樹木は自分が倒れるのを防ぐために隣地部付近に強く丈夫な肉部を作り、正常な木質部より特に硬くなっている部分)が強く、「アテ」とも呼ばれ、青森ではヒノキとも呼んでいます。

一般の木材に対しては農林規格にアテの欠点規定はありませんが、青森ヒバについては特別にアテの規定があります。

青森ヒバは木曽ヒノキの3倍、秋田スギの7倍くらいの蓄積量があります。

この木は、暗い太陽光の届かない林の下でも枯死しないで、50年もかけて1mの木に成長した例もあり、200年も地下で耐えていたと見られる例さえもあります。

現在では300年を越した樹齢の樹木は非常にまれで、わずかしか残っていません。

長い年月をかけてゆっくりと成長し、長い風雪に耐えた天然木だからこそ、強くて緻密な木目が見られます。

 

温泉などに使われる理由

青森ヒバは東北方面の神社仏閣に多く使われていますが、薬用成分が含まれているために湿気や腐れに対する耐久性が強い性質も証明され、水湿耐朽性が強いので建築では圧倒的に土台に使われます。風呂用材にも適し、鉄道の枕木としても優秀です。

青森県にある「鶴の舞橋」は、岩木山の雄大な山影を湖面に美しく写す津軽富士見湖に、日本一長い木造三連太鼓橋として1等材の青森ヒバを使用して架けられました。

全長300メートルもの三連太鼓橋はぬくもりを感じさせるような優しいアーチをしており、鶴と国際交流の里・鶴田町のシンボルとして、多くの人々に愛されています。
岩木山を背景にした舞橋の姿が鶴が空に舞う姿に見えるとも言われ、また、橋を渡ると長生きができるとも言われています。夜明けとともに浮かび上がる湖面の橋の姿や、夕陽に色づく湖と鶴の舞橋は絶景で、季節の移り変わりと共に多くの観光客たちの目を楽しませています。

 

シロアリを寄せ付けません。

  昔から「総ひば造りの家には、蚊が3年間は入らない」と言われてきました。またひば材の土台は腐りにくく、シロアリの被害も受けないことも知られています。その秘密は、ヒバの中にヒノキチオールなどの薬効成分が多く含まれているためです。木材全体にその効力があり、切断・加工してもその効果は薄れませんし、天然のものですから薬害の心配もありません。

 

その他の楽しみ方

その強い香りから、木チップや精油などで防虫対策を行なったり、冷蔵庫の消臭、トイレの芳香など。

また、ストレスを和らげ集中力を増す作用があることから、アロマオイルなどで香りを楽しめるそうです。

 

まとめ

長い年月を経て木材になる青森ヒバは、アテが多く扱いづらい木材かもしれませんが、木の扱い方を知っている大工により強くて緻密な木目を生かしたモノづくりはこれからも続いていきます。また防虫効果のある強い香りは、自然に触れる機会が少なくなってきている人間にとっては、森林浴のような自然を感じられる香りなので、現代の癒しの香りとなってくれるのではないかと思います。

 

参考資料:誠文堂新光社「木材大事典200」

 

青森ヒバを使った収納棚作成動画you tubeはこちら

https://youtu.be/LahEVLv8rtE

ぼくたちのいえをたててくれてありがとうございます。

先月末に上棟式がありました。

13年前、福岡にお住まいだった頃は、

都心で家を建てるなんて思っていなかったそうです。

腰を据えようとキッカケになったのは、

お子さまが大きくなられ、どうしようかと悩まれた時に、

たまたま丸晴工務店のホームページを見たことで決意をされたそうです。

丸晴工務店には、

1月にお問合わせ頂き、2月より本格的に打合せが始まりました。

何度も事務所に足を運んでいただき、打合せを重ねて参りました。

土地は、現在お住まいの場所からほど近い場所。

見晴らしの良い家からは、3人のお子様が通う小学校が見えます。

朝の洗濯をしながら、子供たちが歩いて学校に通う姿、お友達と無邪気に話しながら通う姿、

そして、徐々に大きくなってランドセルの方が小さくて窮屈そうに歩く姿。

それを見て、大きくなったなぁと微笑むお母さん。

そんな素敵な光景が目に浮かびます。

丸晴工務店は、その幸せな生活のお手伝いができたことに嬉しく思います。

 

上棟日当日は、

まずは、番付に従って柱をたてて桁、梁、をかけていきます。

かける桁の場所によって仕口も変わってきます。

この左下の柱は、大黒柱と言って四方から梁がかかりお家を支える大事な柱です。

刻み動画はこちら

https://youtu.be/ABQ0HOEXu3U

クレーンを使い、梁を上からゆっくり落としていきます。

そのため、梁を両脇で受ける人、クレーン車へ指示を出す人、クレーン車を操作する人が

声を掛け合いまとまりながら一つの梁をかけていきます。

だいぶ組み上がりました。

その後、母屋に屋根となる垂木をかけていきます。

朝から始まり、ヘトヘトな大工の心と体を癒してくれたのは、

お子さまが書いて頂いた可愛いBOX。

とっても元気が出ました!ありがとうございました。

そして、そのゴミはお子さま達が書いてくれた分別ゴミ箱へ。

こんな素敵なご家族と出会え、お家づくりに携われたことに感謝いたします。

何世代にもわたって末永く住んで頂きたいと思っておりますので、

出来たお家を大切に育てて頂き、

丸晴工務店も、これからもずっと見守っていきたいと思っております。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

濃沼さん、ご無沙汰しております。

『濃沼さん、ご無沙汰しております。
お元気でしょうか?
梅雨がそろそろ明けて、本格的な夏になりそうですね。家のなかを涼しげな暖簾で仕切ってみました。なかなかうまくいきましたので、ご覧ください笑』

このような嬉しいメールが届きました。

 

2017年に新築され、

4年経った今も暮らしを楽しみ、

風情ある暮らしをされていることにとても嬉しく思います。

 

また、こうして暮らしぶりを拝見できることが、

仕事への意欲となり、何よりの喜びです。

またぜひ暮らしを楽しんでいるお姿を拝見させてください。

 

施工写真はこちら

https://www.marusei-j.co.jp/work_post/だんらんの家/

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