丸晴物語

丸晴工務店の歴史は、宮大工としての技の伝承の歴史でもあります。
日本が誇る伝統の技を、次の世代に継いでいく。
丸晴物語は、今日も紡がれていきます。

会長の濃沼晴治は、横浜で宮大工に従事し、大工の修行をスタートいたしました。
地元に戻ってからも神社仏閣を数多く手掛けていましたが、全国飛び回る仕事が多く、地元に根付いた仕事=住宅づくりをしたくて、25歳の時独立。
以来、指名でお仕事をいただきながら、これまでここ川崎市多摩区で工務店を営んできています。

独立当初から、工場をつくり、ベニアに図面を書いてた時代に工作機械を買い、よりよい家づくりには妥協なく取り組んできました。
また、「仕事を一緒にするものは、家族そのもの」という思いから、住み込みしてくれる大工さんを雇い、育てたりもしてきました。
その思いは、今日の大工育成の仕組みにもつながっています。

いい仕事はいい道具、いい素材から。

日本の伝統を残していきたい。いい道具も大事にしたい。…道具も使い捨てといっていいこの時代に、「いい仕事はいい道具があってこそ」という信念で、道具の吟味や手入れには人一倍気を遣っています。名工と呼ばれる鍛冶屋の作になる鉋や鑿も数多く所有しているのも、そのあらわれの一つです。また、木材についてもこだわっており、北山杉など銘木を数多くストックしています。

価値が変わらない木組みの家を。

わたしたちが建てた家で、10年以上建ってから当時の価格で売れた家がありました。建物の価値がすぐになくなってしまう昨今の日本の家づくりにあって、いつまでも価値が変わらない、本物の木組みの家を残していきたい。それがわたしたち工務店の役目だと思うのです。

誰でも立ち寄れる工務店でありたい。

大工を住み込みさせるように、建て主さんとも親戚のようなおつきあいでありたい。「お施主様と一緒に住まいをつくる」…そんな思いから、家づくりに真摯な取り組みをする一方で、気軽に立ち寄ってもらえるような、そんな工務店を目指しています。

市内最高峰の匠の証 H26年度「かわさきマイスター」に選ばれました。

手や道具などを駆使した極めて優れた技術・技能を有し、川崎市の産業の発展や市民の生活に貢献している現役の技術・技能職者に与えられる、市内最高峰の匠の証「かわさきマイスター」に平成26年度、弊社会長の濃沼晴治が認定されました。これまでの大工経験に基づいた確かな腕と知識、丸晴工務店の会長として木組みの家づくりや若い大工の育成に取り組む姿勢が高く評価されたものです。

  • 濃沼 晴治 大工 川崎市多摩区
    有限会社丸晴工務店 平成26年度認定かわさきマイスター