大工さんから教わるリフォーム現場のあれこれ

今日は、聖蹟桜ヶ丘にてリフォーム中の現場に行ってきました。

いつも現場で作業をしている大工さん。

一人一人違う作業をして黙々と現場を進めていきます。

今回は、大きなリフォーム工事のため3人の大工さんが作業をしていました。

まずは、

木曽檜を使った腰板を張っている倉俣大工。

木曽の檜は、檜の中でも香り高く、その部屋に入った瞬間に香りが鼻にぬけるほどです。

数枚をまとめてカットし、張っていきますが倉俣大工は手際良く且つ丁寧に張っていました。

撮影をしていると、、、

「こういうのを撮るんだよー」と教えてくれたのは、清水大工。

こういうのとは、これ。

ど素人の私には、???

説明をしてくれました。

角の収まりを左右同じ幅に、見栄え良くなるよう工夫がされているそうです。

どんなふうにか聞いてみると、「それは企業秘密^^」とお茶目に返されてしまいました。

そんなお茶目な清水大工は、

 

現在、扉などの枠を加工し取り付けています。

また、

1階で作業をしていたのは、

このお家の担当大工=親方の矢島大工です。

床暖房用のフローリングを張っていました。

敷居とフローリングの差が少しあり尋ねると、、

「めんぶんあげておいたほうがつきがいいから。」とこれまたど素人の私には????

フローリングの位置が敷居の面(普段面取りをする角の部分)の下までの方が、フローリングが入る前の床のばらつきをカバーすることができ、綺麗に見えるということでした。

 

なるほど!

とても綺麗に仕上がっています。

大工の技は、細かくて言わないとわからないところにあるんですね。

現場に行くたびに面白い発見があり、面白いお話なども聞けます。

そんなところをこれからもどんどんお伝えしていけたらいいなと思います。

 

他にも大工さんのことを書いたブログはこちら。

https://www.marusei-j.co.jp/大工歴50年を超える大工が刻みます%E3%80%82/

丸晴工務店の大工動画はこちら

https://youtu.be/RgZai0v-b-k

自宅で簡単!黒ずみを落として、自然なフローリングや家具に

洗い物も終わり、最後に床を拭くときにフローリングの黒ずみベタつきが。。。

そして、床を拭き顔をふっとあげると椅子の肘掛けが黒ずんでいる。。。

この汚れ、なんとかならないものなのだろうか?

無垢材は日々のお手入れでとよく言いますが、なかなかそうもいかないのが現実。

無垢のフローリングや家具ってやっぱりお手入れが大変なんだろうなぁ。

そう悩まれている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、お家でもできる無垢材のフローリングや家具を簡単にピカピカにする方法をお伝えします。

 

 

 

 

なぜ黒ずんでくるのか。

基本的には、料理などでとんだをかいてた足裏の皮脂の油、手についた油に手垢。これらが黒ずみの原因です。

そして、油がついたフローリングを踏んだ足で、そこらじゅうを歩き回ると徐々に全体のフローリングが黒ずみベタついていきます。

ですので、たくさん汗をかき、お家の中を探検して回るお子さまがいるご家庭は、黒ずみが発生しやすくなります。

お子さまに歩き回らないでとは言えませんので、ミツロウなどの浸透性のワックスを使って保護しておきましょう。

半年〜1年程度で効果が半減してきますので、オイル塗装1年に1度はしておくと良いでしょう。

 

黒ずみを消すお掃除方法

黒ずみを消す方法として、今回は牛乳石鹸(赤箱)を使います!

牛乳石鹸(赤箱)は弱アルカリ性ですので、使っていいの?と思われる方もいらっしゃるかと思います。

通常、無垢の木に対して重曹水や石鹸のアルカリ性の液体を使うことはご法度とされています。

アルカリ性の液体は木に含まれるタンニンと反応して、木を黒く(紫色に)変色させてしまうからです。

ただし、木が黒ずんでしまっても、酸性の液体「クエン酸水」を含ませると、アルカリ性の液体とクエン酸が結合し、木の黒ずみを消すことができます。変色後、しばらく日が経ってからの対処でも問題ありません。

このことが分かっていれば、汚れを落とすために恐れずにアルカリ性の液体を使えます。

《手順1》掃除機・乾拭きがけ

用意するもの:掃除機

まずは、掃除する床や家具に掃除機または乾拭きかけをします。

 

《手順2》

用意するもの:牛乳石鹸(赤)・お湯・おろし金・耐熱容器(80℃くらい耐えられればOK)・割り箸・雑巾

早速はじめていきましょう。

50℃〜60℃のお湯を耐熱容器に準備します。

そこに、牛乳石鹸(赤)おろし金でおろします。

少し白く泡立つ程度に準備ができたらOKです。

《手順3》

用意するもの:手順2で作った石鹸水・布やペーパータオルなど

手順2で作った石鹸水を布やペーパータオルに染み込ませ、汚れたところを拭いていきます。

拭いた雑巾を見てみると汚い!!

少しこすっただけで、これなので相当汚れているのがわかりますね。

あまりたくさん石鹸水を含ませてビチャビチャにしながらやると、フローリングだと反る原因にもなりかねないので注意しましょう。

今回は、Yチェアの肘掛けが汚れていたので、チャレンジしてみました。

肘掛けの肢の部分までをこすってみると、、、

 

とってもきれいになりました。

ちなみに、わんちゃんや猫ちゃんのおしっこにはお酢またはレモン水がいいそうです!

アンモニアはアルカリ性なので、酸性のもので中和することができ、お家にお酢やレモン汁があったら水で薄めて(初めは2倍よりも薄いところから試していってください。)、拭きます。お酢は揮発性なので掃除中は匂いがありますが揮発したら匂いは残りません。レモン水は揮発しませんので、掃除中はレモンの香りがして良いですが、黄色く変色してしまう可能性がありますので、最後に念入りに水拭きをしてください。

 

浸透性オイル(ミツロウ)を塗って保護しよう

汚れを落としたあとは、床や家具が完全に乾いたのを確認して、浸透性オイルやワックスを使って保護しましょう。

浸透性オイルは、ミツロウや亜麻仁、米油など様々なものがありますので、お好きなものを使ってピカピカにした床や家具を保護してください。

丸晴工務店では、基本ミツロウワックスを塗り引き渡しを行なっておりますので、ミツロウワックスの特徴などをお伝えします。

作り方はこちら:https://www.marusei-j.co.jp/蜂蜜ワックス作り/

 

木の風合いを生かしたまま表面を保護

浸透性ワックスは、木に染み込ませて保護するので、調湿効果が損なわれず、木の風合いを生かしたまま表面の保護ができます。ただし、表面を覆う造膜型よりは、表面の傷がつきやすいので注意が必要です。

 

化学成分は一切ない

ミツロウと荏胡麻油のみしか使用していないため、小さなお子さまがいるご家庭では安心です。

 

自然なツヤが出る

化学塗料のテカテカとしたツヤを出すことはできませんが、自然な風合いを楽しむことができます。

 

使い方

いらない布にミツロウワックスをとり、フローリングに塗り込んでいきます。

全面をやるのは、とても根気のいる作業となりますので、普段使っているところや導線だけでもいいと思います。

普段、丸晴工務店では引渡前にお客様と実際にミツロウを塗ってもらい、ご自身でメンテナンスができるようレクチャーをしながらお伝えしています。

その様子がこちら→https://youtu.be/ozYPvnSLqCE

 

間取りによって変わってくる階段。どんな種類があるの?

住宅雑誌を読んでいると、色々な形の階段がみられます。

一般的な階段やおしゃれな螺旋階段だったり、

素材も木だったり鉄柱だったり、

階段の種類や特徴などを合わせて知っていると、

注文住宅をいざ建てるとなったとき、知っているだけで

設計士さんとの打ち合わせが楽しく、かつスピーディーに行えます。

設計が上手な人ほど階段の使い方が巧みで、余計な面積を取る無駄な空間として嫌われる階段ですが、実は階段こそ、プランニングの隠れた主役なのだそうです。

階段の基本的な寸法

住宅の階段の設計で最も大切な点は、人の足の運びを踏まえ、その役割・蹴り上げと踏み面の関係を理解することです。

階高を等間隔に割り付けることを「階段割り」と呼び、「蹴り上げ」は、その1段の寸法(R)です。「踏み面」は、階段の足を載せる水平面を指し、その先端を段鼻と言いますが、段鼻から次の段鼻より鉛直に下ろした位置までが踏み面寸法(T)で、蹴上げと同様に等間隔にしなければなりません。

建築基準法でも、住宅では、蹴上げ23㎝以下、踏み面15㎝以上、階段幅は75㎝以上とされています。

国土交通省 建築基準法制度概要集

https://www.mlit.go.jp/common/001215161.pdf

 

階段の種類はどんなものがあるの?

階段は床レベルの異なる所をつなぐ段形の通路で、段の平面形状により直進階段、矩折れ階段、折返し階段、回り階段、螺旋階段などに分けられます。

直進階段

鉄砲階段とも呼ばれます。

直進階段は、直線状に上り下りをする階段の形式です。

階段のデザインとしてはシンプルで純粋な形です。

視線の見通しがよく住宅の階段としては象徴的なデザインをすることができます。

 

側桁階段

側桁階段は、木造階段の中でも最も標準的な形式の階段です。

構成部材は、側桁、段板、蹴込み板からなっています。

踏込板や蹴込み板を側板で両側から挟み込むような構造で成り立っている階段の形式です。

蹴込み板のない側桁階段は、視線が通るので軽やかな印象を与えます。

空間を閉鎖的にしたくないときや光を通したいとき、階段下を収納などに利用したいときなどに選択されます。

 

ささら桁階段

ささら桁階段は、段板をささら桁で支えるシンプルな階段の形式です。

動的なささら桁の美しさと踏板のリズムが気持ちよく、高い意匠性から玄関ホールやリビング等のパブリックな空間に採用されることが多いです。

2本のささら桁で支える形式や1本のささら桁と壁面で支える形式などがあり、またささら桁の形状や手摺(てすり)の形状と取り付け方などでデザイン性の高いさまざまなバリエーションの階段がつくられています。

 

ひかりをとりこみ灯す家 https://www.marusei-j.co.jp/work_post/ひかりをとりこみ灯す家/ 

刻み動画はこちらhttps://youtu.be/oP52hfqbO-E

 

家族の絆が深まる住まい https://www.marusei-j.co.jp/work_post/家族の絆が深まる住まい/

 

力桁階段

力桁階段は、ささら桁階段の一種で段板を中央の斜めにかけ渡した力桁という大きな部材により支える構造の階段です。

シンプルな一本桁の直線階段のデザインは、構造的な強度とバランスが要求されます。

力桁の重厚感と力強さ、段板の軽やかさの対比とバランスが魅力であり、風や光を通し、視線が抜け、空間に開放感を与えることができる意匠性の高い階段です。

 

折り返し階段

折り返し階段は、階高の中間の高さに、踊り場を設け、180度転回させて上り下りする階段の形式です。

安全性が高く、上り下りのしやすい安心な階段形式です。

踊り場を持つ平面形状は、直通階段に比べて面積が多く必要となります。

上り下りのときに視線の方向が変わるという空間体験ができる階段です。

 

回り階段

回り階段は、コンパクトに平面に納めることのできる階段形式です。

一般の住宅では、直進階段と同様に、頻繁に採用されるタイプの階段です。

折り返し階段のように踊り場がなく、旋回するように回りながら上り下りする階段であるため、安全性は少し劣ります。

旋回する部分の踏面は、回転の中心から300㎜のところで150㎜以上確保されなければならない。

だんらんの家 https://www.marusei-j.co.jp/work_post/だんらんの家/

 

螺旋(らせん)階段

らせん階段は、平面形状が円形で中心の柱から格段板が環状になっています。

柱を中心としたらせん状に旋回しながら上り下りをする階段です。

上り下りのしやすさは折り返し階段や周り階段よりは劣りますが、設置面積がコンパクトでなにより流れるような美しい構造のフォルムは、インテリア空間のシンボルとなります。

上下に動きながら同時に360度に視界の変化を楽しむことができる階段の形式です。

木製のらせん階段もありますが、住宅の階段ではスチール製の方が納まりも比較的容易で、軽やかなイメージから採用されるケースが多いです。人が直接触れる、段板や手摺には木を使うことが多いです。

まとめ

今回、何種類かの階段をご紹介しましたが、先にもお話ししたように、設計が上手な人ほど階段の使い方が巧みで、設置する場所、面積、見せ方全てにおいて、プランニングの隠れた主役なのです。

それを知ると設計士の意図する階段の配置などが理解でき、楽しい家づくりができるのではないでしょうか。

 

そのほか階段を作ってる動画はこちら

https://youtu.be/lLPdM2fWmWo

 

床柱の最高級品とも呼ばれる黒檀(コクタン)

先月、解体現場から黒檀の床柱がありました。

とても黒々として美しく思わずカメラを手に取りました。

床柱としては、かつて貴重な輸入材だったため、贅沢なものとされていました。

そんな「黒檀(コクタン)」についてお話しです。

黒檀(コクタン)とは

【樹名】

 コクタン

【科名】

 カキノキ科カキノキ属

【心材の色】

 黒色

【辺材の色】

 灰白色
【産地】

 インド、スリランカ、ミャンマーなど東南アジアに広く分布

【加工性】

 硬く困難

【塗装性】

 無塗装で磨き上げられることが多い

【適応箇所】

 床周りに適する

【主要用途】

 床材、家具材、弦楽器

 

コクタン(黒檀)の主な用途は床柱、床周り関係の装飾材です。

仏壇にもよく使われます。ギターなどの弦楽器の指板やピアノの黒鍵もコクタンの真黒が好まれ、白鍵が象牙のコンビが最高のものとされています。

クラリネットなどの管楽器、バイオリンの弦糸巻、カスタネットもコクタンが使われています。

さまざまな黒檀「コクタン」

 

琉球黒檀(リュウキュウコクタン)

日本に生えている木の中でも最も重くて硬い木の部類に入ります。

縞黒檀(シマコクタン)や真黒(マグロ)よりも硬いです。

 

青黒檀(アオコクタン)

黒檀の中では、真黒(マグロ)と共に最高級と位置付けられて、削っている時に見事な光沢のある深緑色が出ます。

 

縞黒檀(シマコクタン)

黒檀の中で黒と茶色の縞模様を形成しているものをシマコクタンと呼びます。

フィリピン産のカマゴンは、日本でシマコクタンとして流通している場合がありますが、正確にはシマコクタンには含まれません。カマゴンは、やや不快な臭いがするため、見極めのポイントになります。

 

ペールムーンエボニー

黒檀の中では、非常に加工しやすく、日本では楽器材としての流通がほとんどで、ギターの指板やボディに使われます。

材の見た目はクロガキに似ています。

 

本黒檀(ホンコクタン)

黒檀の中でも、東南アジアで産出される本黒檀が最も硬く、黒檀の中でもランクが高いです。

現在は、伐採が禁止のため手に入りにくいです。

 

真黒(マグロ)

材が真っ黒なので見た目通り「真黒(マグロ)」と呼ばれます。

アフリカ産の真っ黒なコクタンの総称で、見た目には本黒檀との見分けがつきにくいです。

マグロの中でも、木肌に艶があるのはカメルーンエボニー、艶なしはマダガスカルエボニーです。

 

参考資料・引用元:誠文堂新光社「木材加工面がわかる樹種辞典」

購入はこちらhttps://www.seibundo-shinkosha.net/book/lifestyle/19474/

 

最後に

こういった廃材を使い、神社のお祭りで使う木札にしたりといい材が出た時はリサイクルも行うそうです。

解体して全てがゴミではなく、新しく命を吹き込むということは、今の世の中でとても大切なことだと思います。

便利な世の中になりつつありますが、転生輪廻の心を持ち続けていきたいです。

 

お米から出来たクレヨン”たまゆら すずめ”

2020年12月に新築されたOBさんのお宅へ1年点検へ行きました。

お家の方はとても綺麗に使用していだいておりまして、お家も喜んでいるように感じました。

 

また、ちょっとしたお話からお施主さんが作っている素晴らしい素敵なお土産を頂きました。

それが、とても可愛らしく素敵でしたので、ご紹介したいと思います。

「たまゆら すずめ」のお米で出来たクレヨン

それは、まるであめのようにカラフルで見る人を幸せにするクレヨンでした。

日本の素材に触れ、季節を味わう。 暮らしを彩り、想いを添える。

旬の色を楽しむ、大切な方への贈り物に、季節の色を愛でる暮らし。

HPにあるこの言葉のとおり、それぞれのクレヨンが季節の色がテーマとなっています。

ぜひHPものぞいてみてください。

とてもおすすめです。

 

「たまゆら すずめ/色とお菓子と」

https://tamayurasuzume0919.stores.jp

 

 

 

こちらのブログも見てください。

https://www.marusei-j.co.jp/日向ぼっこ/

 

暮らしを楽しむハーブを知ろう

春の暖かい陽を感じる季節になると、何か新しいことをやってみたい気持ちになって、可愛らしいお花や植物を植えてみたくなりますよね。

そこで香りもよく、暮らしにも役立つハーブを植えてみてはいかがでしょうか?

ハーブは昔から世界のいろいろな国で、人々の生活の中で使われてきました。

ハーブの歴史

メソポタミア(紀元前3000年ごろ)

胡麻やオリーブなどからとれた植物油を、燃料として利用していたり、サフラン、ミント、クローブを香辛料として使っていたことが、当時の粘土板に記されていました。

古代エジプト(紀元前2000年ごろ)

死んだ人をミイラにする時に、防腐作用をもつハーブのシナモン、ジュニパー、ペッパーなどを詰めて使いました。また、フランキンセンス(乳香)やミルラ(没薬)といった、中東に自生する樹木からとれる香り高い樹脂をねりあわせ、香油として体にぬったり、衣服に香りをたきしめたりしました。

古代ローマ(紀元前40年〜90年ごろ)

『薬物誌』という薬草辞典に、600種ほどのハーブの効能が書かれており、後の西洋医学に大きな影響を与えました。

日本(縄文・弥生時代)

山椒、蓬(よもぎ)、菊などが使われ、650年ごろには大陸から仏教と共にお香が伝わり、高貴な人々は菖蒲(しょうぶ)や菊などを入浴剤として楽しんだり、燻した薫香を着物にたきしめたりしました。

 

身近なハーブ

 

ジャパニーズハーブ

日本で生まれたことから、「ジャパニーズハーブ」とも呼ばれます。

山椒【さんしょう】(ミカン科  落葉樹)

実を乾燥させた粉末はピリッとした辛味とツンとした香りで七味唐辛子にも入ってます。

赤紫蘇・青紫蘇【あかじそ・あおじそ】(シソ科   一年草)

青紫蘇は別名、大葉。刺身などにそえて香りを楽しみます。

赤紫蘇の美しい紅色は梅漬けやジュースに。粉末は「ゆかり」というふりかけになります。

韮【にら】(ヒガンバナ科  宿根草)

じょうぶで育てやすく、春にのびるやわらかい茎を食べます。

一度植えると種が飛び、いろいろな場所から芽生えます。

芹【せり】(セリ科 宿根草)

香り高い春の七草の一つ。

日陰でも育つので、窓辺で水栽培もできます。

生姜【しょうが】(ショウガ科  宿根草)

夏に葉つきのしょうが、秋には根つきのしょうがが楽しめます。

体をあたためて、消化を助けてくれる力を持ち、根の砂糖漬けやジンジャーシロップにしても良いです。

胡麻【ごま】(ゴマ科  一年草)

種をしぼった胡麻油、香ばしく種を煎った炒り胡麻は、和食に欠かせません。

濃厚な味の黒胡麻、甘い白胡麻、深いコクの金胡麻があります。

他にも、浅葱(あさつき)や三つ葉、茗荷(みょうが)、畑山葵(はたけわさび)など日本で生まれたハーブはたくさんあります。

次にご紹介するのは、ハーブと言って思い浮かぶ外国からきた代表的なハーブです。

 

外国から来たハーブ

ローズマリー(シソ科  常緑樹)

ツンとした香りの葉が消化を助けることから、肉や魚料理、お茶などに使われます。

他のハーブとも相性が良く、防虫や鎮静作用もあり、サシェと呼ばれる香り袋に入れたり、お風呂に入れたりして香りを楽しむことができます。

オレガノ(シソ科  多年草)

独特の香りはトマトや卵の料理とよく合います。

花オレガノという花のきれいな品種もあります。

ワイルドストロベリー(バラ科  多年草)

いちごの野生種。消化を助ける力を持ち、葉や茎は乾燥させてお茶に、甘酸っぱい実は、たくさん収穫できたらジャムやジュースにできます。

セージ(シソ科  多年草)

園芸種のサルビアのなかまで、花が美しいです。

肉や魚の臭みをおさえて風味を増す効果があり、ソーセージの語源でもあるそうです。

ミント(シソ科  宿根草)

すーっとするさわやかな香りの葉は、サラダに混ぜたり、ドレッシングの風味づけや飲み物にも使われます。熱を下げる効果もあり、湿布剤にも使われます。

タイム(シソ科  多年草)

野菜のトマト煮、ローストチキン、白身魚のソテーなど、どのような素材の料理にもよく合います。

他のハーブとの相性がよいことから、ハーブ塩などのミックスハーブにも使われています。

レモングラス(イネ科  多年草)

熱帯地方ではすすきに似た花が咲き、葉にレモンのような香りがあります。

唐辛子を使うタイ料理とよく合い、お茶などにも利用できます。また、独特の香りには防虫効果もあります。

ユーカリ(フトモモ科  常緑樹)

ミントよりも清涼感あるスッとした香りは、のどの痛みを沈める効果があり、キャンディーなどに使われます。抗菌作用にもすぐれています。

イタリアンパセリ(セリ科  二年草)

普通のパセリとちがい、まったく苦味がなく、さっぱりしていて食べやすいです。

生の葉をサラダやソースに使ったりします。ビタミンやミネラルも豊富です。

ハニーサックル(スイカズラ科  落葉樹)

春にピンクや白、黄色などの甘い香りの花が咲きます。

花にはのどの痛みを和らげる作用があり、乾かした花をお茶にしたり、香水の原料にしたりします。

アーティチョーク(キク科  多年草)

つぼみのうちに収穫し、ガクと新芽をゆでてサラダなどに入れます。いものような独特の食感があります。

カモミール(キク科  一年草と多年草)

りんごに似た甘い香りの花と葉は、薬草茶になります。共に植えた植物の生長を助ける力を持つコンパニオンプランツ。

一年草のジャーマンカモミール、多年草のローマンカモミールなどがあります。

ティーツリー(フトモモ科  常緑樹)

オーストラリア先住民アボリジニの万能薬とされていました。

さわやかな香りの葉からとれる精油はインフルエンザ予防にも使え、強い殺菌力があります。

はちみつがとれる《マヌカ》という品種もあります。

 

育ち方

一年草のハーブ

種をまいて一年で花が咲き、種ができます。

春に種まきをして秋に花が咲く「春まき一年草」と、

秋に種をまいて、次の年の春に花が咲く「秋まき一年草」があります。

バジルや紫蘇、カモミール、ポットマリーゴールドなど。

二年草のハーブ

種をまいた初めの年には開花しません。

二年目の春に初めて開花し、種をつけます。

イタリアンパセリやコリアンダー(別名パクチー)、マロウなど

多年草のハーブ

毎年花を咲かせ、一年を通して枯れることがありません。

また、花がなくても葉によい香りがあるものもあります。

ラベンダーやタイム、ワイルドストロベリーなど

宿根草のハーブ

多年草の一つです。

花が咲き終わっても根が残り、次の年になると、そこから新芽がのびて、また生長します。

ミントやスイートバイオレット、レモンバームなど

 

まとめ

ハーブはいろいろな種類があり、育てるのは難しい。上級者がやるものと思いがちですが調べてみると意外と簡単で、気軽にプランターで始められます。庭づくりの一つとして挑戦してみてはいかがでしょう。

そして、ハーブの香りはリラックス効果をもたらしてくれるものも多く、おうち時間が増えた今自ら育てたハーブでお菓子作りやワンランク上の料理を作ってみてはいかがでしょうか?

また、お風呂に入れたり、ハーブティーを入れてリラックスしてみてもいいですね。

 

参考資料:ハーブを楽しむ絵本(あすなろ書房)

 

庭づくりのブログはこちらにもあります。

https://www.marusei-j.co.jp/気になるアプローチの植栽について/

丸晴工務店のYouTubeはこちら

https://youtu.be/YUpmzZoOI4Y

 

大作稲荷神社の遷宮がタウンニュースに

地元読売ランド前駅よりほど近いところに、大作稲荷神社という古くから農耕の神様として祭られている神社があります。その社殿の新築工事を丸晴工務店が担当させて頂きました。

今回、その新しくした新社殿の完成にあたり「仮殿祭」と「正遷座奉祝祭」が執り行われ、

その様子が地元誌のタウンニュースに掲載されました。

タウンニュースの一部ご紹介します。

境内の石塔には「明和元年11月」(1764年)と刻まれ、古くから農耕の神様として祭られてきたと言われている。2月の「初午祭」には境内にのぼりを上げ、当番の家に集まって酒食を共にする年1回の習わしがある。

参列者に向け、山本宮司は「一生のうちに巡り会えることが大変尊いこと」と語り、「先祖の方々も喜ばれている。これを機に厚い信仰とますますの発展を祈念する」と思いを込めた。

代表者、原田貴好さんは「長年の懸案だったが、お稲荷さんが皆さんのおかげできれいになった」と感謝。

地域の古い八百万の神様は、心の支えになる。目の前に保育園もあり、子どもたちも手を合わせてくれることと思う。地域を守っていただけるように、これからも大切にしていきたい」と胸中を語った。

 

こんな歴史的な行事に参加することができ、丸晴工務店としても地域のお役に立てたと喜びを感じます。

 

恒例の丸晴課外授業が2年ぶりに開催されました。

今日は、丸晴工務店からほど近い小学校の課外授業”バターナイフ作り”が、2年ぶりに行われました。

朝から夕方にかけて3クラスが交互で訪れました。

入り口まで来ると元気な挨拶と元気な笑顔を見せてくれ、皆ウキウキして席につきました。

丸晴工務店の会長濃沼晴治が話し始めると、子供たちは真剣な表情。

”バターナイフ”は、会長が自ら100個を工場にて形を作り、仕上げの部分を残したものでした。

会長は、その仕上げ方法について説明を行います。

「まずは、バターナイフの面を取ってもらいます。刃はとても危ないから必ず手前から外に向けて動かします。1㎜〜1.5㎜を削るイメージです。そしてそれが終わったらヤスリをかけてまあるく仕上げます。」

と説明をすると、子供たちはそれぞれ削るバターナイフを見つめイメージを膨らましていました。

 

先生から開始の合図があると、子供たちは早速手を動かし削っていきます。

しかし、彫刻としか持ったことのない子供たちは握ることさえままなりません。

恐る恐る削る子もいれば、刃の向きを逆に持って削ろうとする子も。

会長が子供たちのところを周り、丁寧に削り方を教えてあげていました。

 

初めは恐る恐るだった子たちも

削っていくうち慣れてきたのか上手に削っていました。

 

他にも会長の作品である神棚を観察したり、

大工道具である墨壺に興味を持って観察している子たちもいました。

子供たちの目はとても純粋で

見たことのないもの触れたことのないものを

真剣な眼差しで見ていました。

最後は、席につき体験についての感想をいただきました。

みんないい経験ができましたとお礼を言って頂きました。

また、大工の仕事に興味を持ち仕事にしたいと言って頂いた子もいました。

 

こういった体験学習を行うことで地域の活性化や子供たちにとって成長するいい機会になれば、開催するものとしても幸いです。

これからも地域の貢献に繋がることを丸晴工務店は続けていきたいです。

丸晴工務店の試み

https://www.marusei-j.co.jp/デザイナーさんとの取り組み/

丸晴工務店のYouTube

https://youtu.be/t1qCDWsrda4

今年度も4月15日より多摩川建築塾を開催します!

木造住宅の設計を、探求し続ける設計士や住宅に関わる者のための学びの場、”多摩川建築塾”が、今年度も4月から始まります。

 

初回は、建築家の”泉幸甫さん”。

住宅の基本は”いるだけで楽しい、何気ない日々の器”である。

と著書に書いている泉幸甫さん。

日本の住風景や街並みが美しくなって欲しいという思いから、

地域の素材で地域の職人によってつくる風土を生かした住宅をつくることをすすめ、

多くの建築をしている地域工務店への設計力を高めるために設計指導を行っています。

https://izumi-arch.com

 

第二回は、建築家の”堀部安嗣さん”

https://horibe-aa.jp

第三回は、木構造建築で有名な”山辺豊彦さん”

http://mokuzoushisetsu.or.jp/architect/architect-558/

第四回は、9坪ハウスをリデザインした、デザインディレクターの”萩原修さん”と次女の”萩原葵さん”

https://motion-gallery.net/projects/sahouse

第五回は、昨年度も素敵なお話を頂きました、有名建築家の”三澤文子さん”

https://ms-a.com
第六回は、何度もご講義頂いております、有名建築家”横内敏人さん”

https://www.yokouchi-t.com

 

どの先生方も人の暮らしとはどんなものかを考えた建築を行なっており、

建てるお家は空間に温かみのあるものばかりです。

そんな先生方から建築とはどんなものなのか、

忘れてはいけないものや探求する心を学びます。

地域工務店が地域をより良くするため、自分たちには何ができるのか、

何をするべきなのかを考えながら日々丸晴工務店は探求し続けていきます。

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