そもそもビオトープとは?どんな風につくるものなの?

「ビオトープ」聞いたこともない人もいれば、何となく耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

私は、聞いたことありませんでした。

ショップの計画が進みビオトープが作られる時初めて知りました。

そもそもビオトープとは何なのか。

どうやれば、家に作れるのか。

それに、調べてみると街や自然のために作られているビオトープがあるのを知りました。

ビオトープとは何か?

ビオトープ(biotope)は、特定の生物が生息・生育できる環境条件を整えた空間のことを指します。

語源はギリシャ語の「bio(命、生命)」と「topos(場所)」から来ています。

ビオトープは自然環境の保全や生物多様性の維持に重要な役割を果たします。

ビオトープの種類

ビオトープにはさまざまな種類があります。

1、庭のビオトープ

家庭の庭に小さな池や水槽を設置し、水草や魚を育てることで、小さな生態系を作り出します。

丸晴工務店がつくるショップ「hinokino」 https://hinokino.jp

大工とつくるfan landscapeさんとの庭づくり

https://www.marusei-j.co.jp/%e5%ba%ad%e3%81%a5%e3%81%8f%e3%82%8a/

 

2、公園のビオトープ

都市公園に設置されるビオトープは、地域の生物多様性を高めるために設計されています。これにより、昆虫や鳥類などが生息できる環境が提供されます。

宮前美しの森公園のビオトープ

井戸で地下から汲み上げられた水が流される池は、ホトケドジョウやホタルなどの貴重な生き物の生息環境となっています。

https://maps.app.goo.gl/sd6ZE6vnWekYgR4z6

 

3、河川のビオトープ

河川や湖沼に設置されるビオトープは、水質改善や生物の生息地を提供する役割を果たします。

境川遊水地公園は、横浜市戸塚区、泉区、藤沢市の境に位置する都市公園で、河川事業と連携して整備されています。
公園内には、境川の水辺空間を活かしたビオトープが整備されており、様々な生き物が生息しています。
 

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ex5/river/sakaigawa_koen.html

 

ビオトープの作り方

ビオトープを作るためには、以下のステップを踏むことが一般的です。

1、場所の選定

日当たりや水の供給が適切な場所を選びます。

2、設計と準備

池や水槽の形状を設計し、必要な材料を準備します。

ビオトープのサイズや形状を決めます。小さな庭なら、直径1メートル程度の池でも十分です。

材料:防水シート、水中ポンプ、オーバーフロー装置、砂利、土、石、水草、陸上植物などを用意します。

3、池の作成

池や水槽を作成します。

池を設置する場所を掘ります。深さは30~50センチメートル程度が一般的です。
掘った穴に防水シートを敷きます。シートの端は土でしっかりと固定します。
防水シートの上に砂利を敷き、その上に土を敷きます。これにより、水草が根を張りやすくなります。

3、植栽

水草や陸上植物を植え、生物が生息できる環境を整えます。

池の中に水草を植えます。例えば、ホテイアオイやアナカリスなどが適しています。

池の周りに陸上植物を植えます。湿地植物や低木などが適しています。

4、生物の導入

魚や昆虫などを導入し、生態系を完成させます。

メダカや金魚など、小型の魚を導入します。

自然に昆虫が集まるのを待つか、ホタルの幼虫などを導入します。

ビオトープのメリット

ビオトープには多くのメリットがあります

1、生物多様性の保全

さまざまな生物が生息できる環境を提供することで、生物多様性を保全します。

2、教育的価値

子供たちに自然環境の大切さを教える教育の場として活用できます。

3、癒し効果

自然に触れることで、ストレスの軽減やリラクゼーション効果が期待できます。

水の音をお楽しみ下さい。

 

まとめ

ビオトープは、自然環境の保全や生物多様性の維持に貢献する素晴らしい取り組みです。

家庭でも手軽に始められるため、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。

自然と触れ合うことで、新たな発見や癒しの時間を得ることができるでしょう。

 

丸晴工務店が作るショップのビオトープはfanlandscapeさんが作ってくれました。

https://www.fanlandscape.jp/blog/%e3%83%93%e3%82%aa%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%97/

丸晴工務店の夏季休業のお知らせ

 

平素より格別のお引き立てを賜り暑く御礼申し上げます。

誠に勝手ながら、下記の期間を下記休暇とさせて頂きます。

皆様にはご不便をおかけ致しますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

 

夏季休暇期間

2024年8月11日(日)〜18日(日)

 

 

〜車知継ぎ〜 日本の伝統的な継手の技術

車知継ぎ(シャチヅギ)は、日本の伝統的な木工技術で、金物を使わずに木材同士を接合するために用いられます。この技術は、日本の建築や修理工事で古くから使われており、大工さんたちによって技術が継承されています。

車知継ぎ(しゃちつぎ)

車知継ぎは、竿車知継ぎ・車知栓継ぎと呼ばれることがあります。

竿ほぞ両端とほぞ穴両端に平行に車知栓の道(斜め合わせの切り欠き)に車知栓を打って締める確実性の高い継ぎです。

2つの部材の上端に取り付けて、部材同士を引き付けるために使われます。金具を一切使わない伝統工法であり、木の栓は一生引き続けることができます。

1000年以上立ち続けている頑丈な建物でもこの工法が使われていることがあります。

 

車知栓の打込み加減や、後からの増打ちで継手の胴付き部分の隙間を空けたくない場合に適しています。

車知栓は、長方形断面をもつ、薄くて長い栓で、打ち込むことで材同士を引きつけ、緊結させる働きをします。

栓の材料は堅木で、欅の材料が一般的です。

「栓」は、ほぞの引っ張りに抗する形に変えるものとして「鼻栓」や「込栓」があります。

「鼻栓」は、ほぞ先を接合材の外に貫いて出し、その先端にさして引っ張りに抗するものです。また「込栓」は、接合する二材を貫いて接合を固めるもので、「縫栓」とも言います。

竿車知栓継ぎ(やといほぞしゃちせんつぎ)【四方指し】

民家では、ほぞ指鼻栓によって梁と柱を繋ぐ架構技術 が発達しました。

梁ともに民家では柱を繋ぐ横材として、荷重支持と鴨居の役割を兼ねる指鴨居が用いられました。柱を挟んで向き合う指鴨居は敷居からの内法高さを揃えて架けられるため、ほぞに「鼻栓」を打つことが難しく、「込栓」を用いて、指鴨居と柱を繋ぐことが行われました。

下図は、奈良、江戸後期の住宅で、柱・指鴨居の竿車知による継手仕口です。

合成された「目違」(腰入目違と両目違的なもの)は竿を強化し指鴨居が捻れるのを防ぐものです。下側の突出は指鴨居の荷重を広い底面で受ける役割です。この柱は畳間四室の交点にあり、指鴨居が柱の四面に接しています。

この例のように、柱四面にほぞや竿を指し付ける仕口を四方指しといいます。

竿車知や込栓は鼻栓のように室内に突き出る要素がないため、近世の寺院建築などでもしばしば用いられました。

 

 

 

雇いほぞ車知栓継ぎ(やといほぞしゃちせんつぎ)

雇いほぞ車知栓継ぎも、通し柱の四方から梁が差し込まれる部分に使用されます。

向き合う指鴨居は直接継がれておらず、雇いほぞの一端は「蟻」、他端は「竿・車知」につくられています。

蟻を受ける柱側のほぞ穴は下部が、蟻先の巾に彫られ、上部が蟻形に彫られています。

組み方は、まず、雇い材の蟻形側をこのほぞ穴の下部に指し込んで上にずらして持ち上げ、蟻を噛み合わせ、次ぎに指鴨居を指し込み、指 鴨居の下方のほぞを柱のほぞ穴下部に納め、雇い材が下に落ちない状態をつくります。このとき同時に、柱から突き出た雇い材と指鴨居が継がれた形になり、そこに車知を打ち込むという仕口です。

ここで蟻をずらして接合する方法を寄蟻(よせあり)といいます。

寄蟻は桁と吊り束、梁と小屋束などの接合にも用いられました。

 

 

まとめ

これら継ぎ手は、日本の伝統的な建築や修理工事で使用されており、技術を継承するために大工さんたちが使い続けています。

弊社、丸晴工務店でも伝統技術を若い世代の大工にも伝えていけるよう、自社大工として多くの大工を育てています。

いつまでも伝統技術を守り続けていきたい。その想いで今日もお家をつくり続けています。

 

参考文献:誠文堂新光社「木組み・継手と組手の技法」

 

丸晴工務店の人気のブログはこちら

https://www.marusei-j.co.jp/木造建築における木組みの継手仕口とは何?/

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https://youtu.be/xKrmrcWLLtE

 

 

瓦屋根は地震に弱い。それってほんと?

瓦屋根は地震に弱い。

本当にそうなのでしょうか?

「瓦屋根は重いから地震に弱い」という話は、昔からよくある話ですが、それは単純に耐震性能の低い古い建物は、瓦屋根が多かった。瓦屋根の重さに耐えられる耐震性能がなかった。というだけの話です。

地震が起こり、地面が揺れるとそこに建つ家の重さに加速度が掛け算され、地震力が発生しますが、それぞれの家の重さに耐えうるだけの骨組みがなければ、軽量の屋根、重い瓦屋根どちらも同じです。

重いから地震に弱いのではなく、それに耐えうる体を持つことがとても重要になってくるのだということです。

軽量かつ飛散しない防災瓦が主流

軽量化や瓦のかみ合わせなどが改良され、地震時のズレや台風時の飛散防止を強化した防災瓦が普及しています。

たとえば、三州瓦メーカーの鶴弥では、上下の瓦どうしをロックできる形状(スーパーロックエ法)になっています。

釘止めに加え、屋根全体が強固に組み合わせさることで耐震・耐風性能が向上します。

 

2寸勾配に対応 軽量かつ飛散しない瓦

防水性のために勾配を4.0寸以上にする必要が昔はあったが、水返しを工夫した2.0寸勾配対応
の瓦も登場しました。片流れや緩勾配屋根もつくれます。

 

震度7にも耐える施工方法にアップデート

2022年1月に「瓦の緊結方法に関する基準の強化」(昭和46年建設省告示第109号)が施行されました。

これは’01年公表の瓦屋根標準設計・施工ガイドラインを法律化したもので、緊結の箇所は、軒、けらば、棟、平部のすべての瓦が義務化となりました。このガイドラインは多くの実験、研究を繰り返して確立されたもので、霙度7 の大地震にも対応できる工法とされています。これを反する施工は契約不適合になり、無償補修の対象となります。

 

土を使用しない乾式工法で棟をつくる

地震や台風で被害が特に生じやすいのは、のし瓦を積み重ねた棟部です。昔は棟瓦を土と鋼線で躯体に固定しているだけでしたが、現在はガイドラインによる湿式工法と、敷き土を使用しないで金具だけで棟瓦を一体化させる乾式工法の2つが主な施工方法となっており、耐震・耐風性能、施工性がアップしました。ただし、乾式工法の形状はメーカーで決まっているので、入母屋など複雑な棟形状やのし瓦を高く積みたい場合などは、湿式工法でしかできないので建て主と事前の確認が必要です。

 

金属屋根と仕様をほぼ変えず瓦屋根で耐震等級3を達成できる

 瓦屋根は金属屋根に比べると重量が大きいので、水平構面と壁の耐力 などに影響を受けます。

当社では、約5年前から全棟で許容応力計算を行い、耐震等級3、耐風等級2を取得していますが、瓦屋根でありながら耐震等級3を目指す のは、さほど大変なことではありません 。床の水平構面を強めるために火打ちを入れたり、野地板の水平構面を強めるためにビスで耐力を高めたりする程度で、問取りの制約などはありません。等級3を目指すとき、グレー本といわれる『木造軸組工法住宅の許容応力度設計』(2017年度版)で示されている方法だと耐力が限られているので、メーカ ーで構造耐力の評価を得たものを使用しています。

 

薪ストーブを 瓦屋根に納める

緑豊かな公園の遊歩道沿いに建つT邸。敷地は間口12m、奥行き20mという少し長細い形状で、北東側が道路に接しています。

マンション暮らしだった夫妻が終の棲家を日本らしい屋根で街並みに貢献したいという理由で瓦屋根を採用し、

三州瓦の防災いぶし瓦「J型53A」(創嘉 瓦工業)を使用しました。

薪ストーブを設けており、煙突部分の瓦は寸法出しから割り付けをして納めています。4寸勾配のゆったりとした瓦屋根が、地域の風景になじんでいます。

 

参考文献:x-knowledge「建築知識Bビルダーズ ベタ基礎が危ない!」

https://www.marusei-j.co.jp/wp-marusei-updateadmin2/wp-admin/post.php?post=7381&action=edit

 

その他の瓦のブログはこちら

https://www.marusei-j.co.jp/屋根材の「瓦(かわら)」ってどんな特徴がある/

 

丸晴工務店のYouTubeはこちら

https://youtu.be/TARVOwVgLeE

 

 

 

ラン科であるエビネのことをもっと知ってみよう。

花の色が、白・ピンク・赤・オレンジ・黄・緑・紫・茶とさまざまな色や種類も多いエビネは、種類によって形も違います。初心者でも育てやすい植物ですので、それぞれの種類の特徴を知って、春の庭に彩りを添えてみるのはいかがでしょうか?

ちなみに、土の中に隠れた球根のようなバルブが海老に似ていることから和名「海老根」と呼ばれています。

 

エビネ Calanthe discolor

山地の林内や竹林などに生える多年草。

偽球茎(地上で塊状、球状に肥大した茎のこと)は、連珠状になって横に連なります。

花や葉

葉は2~3枚つき、 披針状長楕円形で長さ15~25㎝、 幅5~8㎝です。 この葉は冬にも残ります。 葉の問から30~40㎝の花茎をだし、 8~15個の 花をつけます。花は径2~3㎝平開します。

萼片(花の最終輪に位置する花葉)は紫褐色で、側花弁と唇弁は白色または淡紫色。 和名は海老根(えびね)で、 横に連なる偽球茎の形をエビに見立て たものです。

生育地

山地

分布

日本全土

花期

4月〜5月

キエビネ Calanthe striata

暖地の樹林下に生える多年草です。 エビネに似ているが、 全体が大形になリ、 名前のとおリ花の色が黄色て目立ちます。

花や葉

葉は2~3枚つき、長さ20~30㎝が、幅 5~10㎝。 30~50㎝の花茎を立て、大きな花を10個前後つけます。

尊片は卵状長楕円形て長さ2.2~3.4㎝、幅7~13㎝あリ、エビネよリ大きく、また、 エビネ は唇弁の中裂片が2裂するが、 キエビネは2裂しません。

生育地

山地

分布

和歌山県、山口県、四国、九州

花期

4月〜5月

サルメンエビネ Calanthe tricarinata

ブナ林などに生える多年草です。

花や葉

葉は倒披針形で長さ15~25㎝、幅6~8㎝。

花茎は30~50㎝になリ、上部に10~15個の花をまばらにつけます。花は径約4㎝。

萼片と側花弁はともに黄緑色で平開し、先は内側に曲がります。唇弁は赤褐色を帯び、垂れ下がって3つに裂けます。

側裂片は小さく、中裂片は大きいです。赤褐色の斑紋が目立ち、ふちにひだがたくさんあります。

生育地

深山

分布

北海道、本州、四国、九州

花期

4月〜6月

キソエビネ Calanthe alpina

深山の林内にまれに生える多年草です。

花や葉

葉は3~4枚つき、 倒卵状長格円形で 長さ15~30㎝、幅3~4㎝。花茎は20~30㎝になリ、先端に3~8個の花が下向きにつきます。 萼片は広披針形て先は鋭くとがリ、 紫色を帯びます。側花弁はやや短く、 幅も狭いです。唇弁は淡黄色て濃い色のすじと点があリ、 ほぼ円形 てふちはこまかく裂けます。 唇弁が3裂しないのが特徴です。

生育地

深山

分布

中部地方、四国(石鎚山)

花期

6月〜7月

ナツエビネ Calanthe puberula

暖地の湿り気のある林下に生える多年草です。

花や葉

偽球茎は球状になるます。 葉は3~5枚が束生し、長惰円形て長さ10~30㎝、幅3~6㎝ 。高さ20~40㎝の花茎 をのばし、淡紅紫色の花を10~20個咲かせます。花茎の上部に短毛があります。萼片は卵状楕円形で、側花弁は線形。唇弁は韮れ下がって3深裂し、中裂片が大きく、ふちは波状て先端が突出します。和名は夏に花を咲かせることによります。

生育地

山地

分布

本州、四国、九州

花期

7月〜8月

ツルラン Calanthe triplicata

九州の南部から種子島、屋久島、沖縄、小笠原などの常緑樹林下に生える多年草です。

花や葉

偽球茎は球状で、葉は狭長柘円形で長さ20~40㎝、幅8~15㎝です。

3~6枚がつき、裏而には知毛が生えています。高さ40~80㎝の花茎をのばし、白色または紫紆色を帯びた花を密につけます。 花茎には白色の短毛がびっしりと生え、りん片葉がまばらにつきます。萼片は倒卵形。

唇弁は基部で3裂し、中裂片はさらに2裂するの て大の字形に見える。唇弁の基部の内側に、黄色 の3個の突起点があります。

生育地

山地

分布

九州(南部)、沖縄、小笠原

花期

7月〜10月

キリシマエビネ Calanthe aristulifera

常緑広葉樹林のなかに牛える多年草です。

花や葉

偽球茎は まるくて小さいです。葉は2~3枚つき、倒卵状狭長楕円形で長さ15~30㎝、幅4~6㎝。裏面には短毛が 生えています。高さ20~40㎝の花茎をのばし、白色または微紅色の花を10~15個つけます。花茎にはりん片葉が1個つき、上部には褐色の細毛があります。花は 全開せず、やや垂れ気味に咲きます。唇弁は扇形で中央に3条の隆起線があります。

生育地

山地

分布

近畿地方、四国、九州(奄美大島以北)

花期

4月〜5月

 

参考文献:「増補改訂新版  日本の野草」山と渓谷社

 

お庭のブログはこちら

https://www.marusei-j.co.jp/庭木の水やりの仕方って意外と知られていないか/

 

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https://youtu.be/OzHdDn91yso

建築雑誌の「Bビルダーズ」に掲載されました!

建築雑誌の「Bビルダーズ」に、弊社が書いた防災瓦についての記事が掲載されました。

現在、瓦屋根というのは少なくなってきている現状がありますが、昔のような地震がきたら壊れやすい、メンテナンスにお金がかかるなどのデメリットは解消されてきています。そんな誤解を払拭するため、また瓦の美しさを改めて知ってもらうため今回の記事に参加させて頂きました。

丸晴工務店が建てた一文字瓦がキレイな平屋のお家です。

 

ぜひ皆様に、建築雑誌の「Bビルダーズ」をご覧いただき、瓦の美しさや効果など深掘りして、瓦の良さを知っていただけたら嬉しいです。

 

瓦はこちらにも書きました。

https://www.marusei-j.co.jp/屋根材の「瓦(かわら)」ってどんな特徴がある/

丸晴工務店の動画はこちら

https://youtu.be/fD1_U1eKkrA

土間ってどんな種類があるの?一般的なのはコンクリート?

みなさんは、「土間」と聞いてどんな土間を思い浮かべますか?

また、土間が気になるあなたは、何の目的で「土間」が必要と考えるのでしょうか?

昔の町屋のような趣のある土間は、近年ではすっかり見なくなりました。

室内空間と外空間の、その間。その空間がとても暮らしを豊かにしてくれます。

玄関土間に小さなベンチでもあれば、人が訪ねてきて少しの長話も靴を履いたまま気兼ねなく話せます。

中庭に続いた土間であれば、自分がお手入れをした庭を見ながら、小休憩も取れます。

自分の大切な時間を過ごせる場所として、土間を作ってみてもいいかもしれません。

さて、そんな土間にはどのような種類、どのような特徴があるのでしょう?

たたき

たたきは土間の代表的な例の―つで、粘土・山砂利・消石灰の3種類で混ぜ合わせたことから、三和土とも書き、塩化マグネシウムが主成分であるにがりを混ぜ、小槌などで叩いて仕上げたものです。セメントがなかった時代の床仕上げ、基礎、井戸枠、便所の溜壷などに用いられました。

たたき仕上げは、各地で産出される山砂利を主材料とすることから、産地名をつけた名称で呼ばれる場合が多いです。代表的なものでは以下になります。

京都の深草たたき

深草たたきは、京都市伏見区深草の深草土と呼ばれる土を利用します。

深草土は、赤みがかった色で、砂利との混合比が高く、表面がざらついた質感になります

岐阜県の白川たたき

岐阜県白川村の白川土を使ったもので、白く細かい粒子で、石灰との相性が良く、固まりやすいという特徴があります。

愛知県の三州たたき

愛知県三河地方の土で、赤みがかった色と粘り気が特徴です。砂利との混合比が高く、表面がざらついた質感になります。

長七たたき

明治時代に活躍した愛知県三河地方の服部長七(はっとりちょうしち)による長七たたきは、その堅さから人造石とも呼ばれました。

 

これらは、主に花崗岩(かこうがん)の分解などによって生じたシリカ質の高い珪酸蕃土を多く含んだものです。

産地によって土の性質が異なることや、同じ産地であっても採取する層によって組成が違うため、一定品質の材料をつくることは困難です。

地方によっては風化花崗岩を多く含む山砂利と、粘土を別々に配合し、シリカ質を高める場合もある。また、最近では耐久性をもたせるため、セメントを混ぜるケースが増えています。

 

工法

握りしめて崩れない程度の堅さにした配合土を10センチ程度にならし、それを半分の厚さにまで叩き締めます。用具はタコやカメと呼ばれるたたき専用の木製の道具や、たたき板です。

更に2層目を同様に10センチ程度にならし、再度叩き締めます。

表面強度を高めるため、2層目は1層目より風化花崗岩(山砂利)を少なくします。この時、土の塊を十分に崩してから用いないと、施工後に硬化不良で穴があく場合があるので注意が必要です。

叩き終えたら水分を保つためにビニール等で養生を2〜3日行います。

水分を含有していると水硬化し、さらに空気中で緩やかに気硬化していくので、どんどん硬さを増すのが、たたきの性質です。

 

 

洗い出し

洗い出し仕上げとは、セメントに玉砂利や砕石を入れた上塗り材料が完全に乾燥しないうちに噴霧器等で水洗いし、砂利を表面に浮かび上がらせる工法です。

発生は、明治政府の権力を表現するのに都合の良い、官庁や銀行建築等の古典主義様式に由縁します。日本では一般的でなかった積石構造の表現を、お雇い外国人建築家たちは技術力の高い左官に、それに似せた人造石として求めました。江戸期まで、日本の左官技術で表層を洗ったり、削り落とすという工法はほとんど見あたりません。欧米から削り落として仕上げる工法と水和硬化性のセメントが伝わったことによると考えられています。

また、洗い出しには、石の種類がたくさんあるのと同様に、混ぜ合わせたり、形の大きさの違いだったりとたくさんの種類があります。

大きさには1分・2分・3分・・・と石の大きさで分けられております。

玄関土間などは、主に1分、2分が多いです。

大きさによって見える印象も違ってくるので、お好きな雰囲気に合う石の大きさを選ぶと良いかもしれません。

 

玉の大きさ2分(乾燥時/濡れた時)
大磯2分(乾燥時/濡れた時)
大磯2分 洗い出し見本
玉の大きさ2分(乾燥時/濡れた時)
南部2分(乾燥時/濡れた時)
南部2分 洗い出し見本

洗い出し工法

1、墨出し

目地割りを行う。

 

2、吸水調整

吸湿調整剤を塗る。

 

3、目地棒の張り付け

セメントペーストを塗って目地棒を固定し、新しい目地棒は石灰水であく抜きしてから使う。

目地棒を張り付ける事によって、洗い出す際に材科のずれを防ぎます。

 

4、アマこすリ・上塗り材塗り付け

アマをむらなく塗り、その上にモルタルと種石を混ぜた上塗り材を塗り付ける。

骨材を混入しないセメントペーストか、混入するセメントモルタルかで作業性や硬化後の物性が異なります。ペースト工法は作業性が高く、仕上げ精度がよくなります。一方、モルタルエ法は構造体と一体になるため耐久性が高く、種石をより大きく出すことができます。

 

5、 伏せ込み

仕上がり面に種石が現れるように表面のアマをブラシで2回程度拭き取る。石の並びを調整し、人造錢で伏せ込む。

厚手の人造錢で種石を均一にします。水引きの乾燥具合を誤ったり、長く錢で伏せ込んでいると下地との界面でずれせん断が発生します。仕上げ層の水引きを均一にするため、新聞紙を張り付けてその上に張り粉と呼ばれる石灰やセメントの粉を塗り、表面の水分を吸収させます。

 

6、洗い出し

刷毛で表面のアマを拭き取り、噴霧器でむらなくアマを洗い流す。

表面の余分なアマを刷毛でよく拭き取ります。噴霧器を用いず、この作業だけで仕上げとすることも可能です。最近では硬化時間を調整できる硬化遅延剤を用いる工法もあります。大きな種石を使う場合は洗い出さず、セメントを塗り付けた後に一つ一つ埋め込む『埋め込み工法』を用います。

なお壁を仕上げる際は、普通の左官材料と異なり下段から塗り付けていきます。種石材料の質量が大きいので、積み上げるようにして塗るとよいです。さらに、洗い出し時の水が下方に流れるので、時間調整ができるオープンタイムとして使え、仕上げ時を統一できます。

 

7、目地棒抜き取り

半錢の剣先を目地棒に差し込み、目地角が崩れないように抜き取る。

8、目地塗り仕上げ

ノロのみではひび割れを起こすため、上塗り材に寒水石を混入する。

9、酸洗い

塩酸を10倍程度に薄めて表面を洗い、清水で酸が残らないよう十分に洗い流す。

メリット・デメリット

メリットは、骨材や砂利の種類の大きさや色によって、様々な表情をもちます。

また、凹凸ができるため滑りにくいです。

デメリットは、一般的なコテ仕上げやタイル張りに比べて工程が多く、洗い出すタイミングを天候や気温などで判断するなど技術を要します。そのため材料費や人件費がかかります。

また、経年劣化や高圧洗浄による砂利で剥がれてきてしまう可能性があります。

 

コンクリート

コンクリート土間とは、地面に直接コンクリートを流し込んで平らに仕上げたものです。

駐車場や玄関アプローチ、物置などに使われます。コンクリート土間は、以下の手順に沿って作業を行います。
コンクリート土間を施工したい場所の土を30cm以上掘り起こします。掘り起こした土は別の場所に運んでおきます。掘り起こした地面は転圧機や棒などでしっかりと固めます。

工法

1、砕石

掘り起こした地面の上に砕石を均等に敷き詰めます。砕石は5~10cmの厚さが目安です。砕石を敷き詰めたら、再度転圧機や棒などで固めます。

2、型枠

コンクリート土間の形や高さを整えるために、木材やブロックなどで型枠を作ります。型枠はしっかりと固定しておきます。型枠の内側には水が溜まらないように勾配をつけます。一般的には2~3%の勾配が推奨されます。
次に、コンクリート土間の強度やひび割れ防止のために、ワイヤーメッシュを型枠の内側に敷きます。ワイヤーメッシュは砕石の上に置き、コンクリートとの間に隙間ができないようにします。ワイヤーメッシュは型枠の端から5cm程度離しておきます。

3、コンクリート

コンクリートを型枠に流し込みます。コンクリートは既に砂と砕石が配合されたドライ生コンを使うと便利です。ドライ生コンは練船に入れて水を加えて混ぜるだけで使えます。コンクリートの量は施工したい面積と厚さに応じて計算します。一般的にはコンクリートの厚さは10cm以上が目安です。コンクリートを流し込んだら、スコップや棒などで空気を抜きながら均等に広げます。

コンクリートを流し込んだら、コテやレーキなどで表面を平らに仕上げます。

コテは良質なものを使うと仕上がりが綺麗になります。コテで表面をならしたら、乾くまで放置します。乾くまでに雨やほこりなどが付着しないように注意します。乾くまでの期間は気温や湿度によって異なりますが、一般的には1週間程度とされます。

メリット・デメリット

コンクリート土間は、水はけがよく、掃除は水で洗い流したり、ブラシでゴシゴシと擦って簡単に行えます。耐久性も高くメンテナンス費用も抑えられます。

しかし、温度の変化や乾燥などによってひび割れを起こす可能性があります。

 

 

参考文献:「CONFORT 土と左官の本」建築資料研究社

写真提供:日本玉石株式会社http://www.nihontamaishi.co.jp

 

このブログに載っていた施工事例はこちら

https://www.marusei-j.co.jp/work_post/タタミリビングの家2/

 

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https://www.youtube.com/channel/UCrm9-1wp-Or-9W7frbym86Q

破風に設置されるこの飾りは、縣魚と書いて「げぎょ」と読みます。

”縣魚”(げぎょ)は、古典的な日本の建築で、玄関の破風(はふ)に設置される装飾的な彫刻などを指します。

これらの装飾は伝統的な日本の家屋や建物の玄関部分に取り付けられ、家の持ち主の繁栄や幸運を象徴するものとされています。通常は鯉(こい)や金魚などの魚が用いられ、縁起を良いとされるシンボルとして愛されてきました。

現在では様々な形があり、写真のようなものが見掛けられます。

はじまり

”縣魚”は、日本の建築における玄関の装飾として用いられてきた伝統的な文化で、その起源については複数の説がありますが、一般的には中国から伝わったと考えられています。

「縣魚」の由来に関する一つの説によれば、中国の伝説に登場する黄河の鯉が龍門の滝を登りきり、成功すれば龍に変身できるというものです。この伝説は成功や成長、繁栄の象徴として鯉が重要視されるようになりました。

 

日本においても、この伝説が縣魚の起源とされ、鯉は縁起の良いシンボルとして家の玄関に飾られるようになりました。

その後、鯉の他にも金魚やカワニナなどが縣魚のデザインとして用いられるようになりました。

また、日本の伝統的な文化や風習において、魚は縁起の良い動物とされており、繁栄や幸福を象徴するものとされています。そのため、建築や装飾においても縣魚は繁栄や幸運を願うシンボルとして重視され、古くから日本の建築文化に根付いています。

ちなみに、日本で最も有名な縣魚は、京都の清水寺にある三花懸魚(さんかけんぎょ)というものです。三花懸魚は、三つの花の形をした縣魚で、桜、菊、梅の花を表しています。

三花懸魚は、平安時代に建てられた清水寺の本堂の屋根に飾られており、日本最古の縣魚とされています。

 

種類

縣魚の種類は、形によって様々に分けられます。一般的には、以下の4種類があります。

猪目懸魚(いのめげぎょ)

ハート型の穴がある縣魚です。火除けのまじないとして使われました。

猪目縣魚は比較的古い形式で、鎌倉時代以前からあるとされています。

https://www.bing.com/images/search?view=detailV2&ccid=l79l3QZs&id=CA7C5AF5012C74E9579EF57D565A238BEFD3B95D&thid=OIP.l79l3QZs4tkBK6U4DTxDjQHaFs&mediaurl=https%3A%2F%2Fblogimg.goo.ne.jp%2Fuser_image%2F0f%2F0b%2Fb9eec5ffc7f740927a9fe3c1a5eaa612.jpg&exph=385&expw=500&q=猪目懸魚の画像&simid=608039903714502927&form=IRPRST&ck=2911FFDA4E2BB63C3A3F20C852B98AC9&selectedindex=27&itb=0&ssp=1&setlang=ja&cc=JP&safesearch=moderate&vt=1&sim=11

蕪懸魚(かぶらげぎょ)

ハート型の穴がない縣魚です。シンプルでモダンなデザインが特徴です。

野菜のカブに似た形をした縣魚で、寺社建築や民家に見られます。

三花懸魚(みつはなげぎょ)

蕪懸魚と猪目懸魚を合体させた縣魚です。桜、菊、梅の花を表しています。

三花縣魚は、入母屋破風や大きな千鳥破風に取り付けられ、両端から鰭(ひれ)と呼ばれる若葉や波を形どった飾りがついています。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/92/0ffad36a29292895e02b7379961c98d2.jpg

梅鉢懸魚(うめばちげぎょ)

梅鉢縣魚とは、梅の花を図形化したもので、五角形または六角形をしています。

小さく簡素なもので、小さな千鳥破風や切妻破風などに取り付けられます。

梅鉢縣魚は鎌倉時代に現れ、現存する最古の懸魚は梅鉢縣魚です。平安時代末期の絵巻物にも描かれており、高位の貴族の屋敷にも飾られていました。

https://blog.goo.ne.jp/momosi77/e/d98980c659eef67381f019c9ece946c7

 

今回、建築中の敷地内にご両親の旧日本家屋にある「縣魚」が壊れてしまって修復して欲しいとのご依頼がありました。その修繕動画をこちらにご紹介いたします。

丸晴工務店YouTube ”日本家屋の破風に飾られる「縣魚げぎょ」を再生します。”

以前、丸晴で建てた入母屋のお家のブログをご紹介します。

https://www.marusei-j.co.jp/50年以上変わらない良さを持ち続ける家/

2023年は大変お世話になりました。

2023年も残すところ、あと5日。

本年の丸晴工務店は、

色んな人と出会い、色んな人の旅立ちがあり、

大変忙しい日々でした。

しかし、

その旅立ちと出会いがあるからこそ                    

常に良いものをつくっていけるのだと思っております。

その出会いに感謝をし、

2024年も丸晴工務店は日々家づくりに尽力して参ります。

どうぞ温かい目で見守って頂けますよう、よろしくお願い申しあげます。

 

冬季休業

2023年12月29日(金)〜2024年1月8日(月)

上記期間はお休みとさせて頂きます。

ご迷惑をお掛け致しますが

何卒よろしくお願い申しあげます。

 

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