センスのいい家具はモデルハウスから学ぼう〜Yチェア編〜

家を建てたり、引っ越したりして心機一転。

センスのいい家、部屋にしたい!

でも、どうしたらいいかわからない。

センスのいい人はどうやってあんなお家にしているのか、誰か教えて!!!

って思いますよね。

素敵だなぁと思う家には、大抵センスのいい家具が置いてあります。

でも、それはどこかの小さなお店から見つけてきて1点ものを置いているわけでもなく、

(所さんのようにそういう方もいらっしゃいますが、、、)

定番の廃らない美しい家具たちを置いたり、飾ったり。

それに合わせて、自分の好きと思えて可愛いものを置いているのだと思います。

丸晴工務店のモデルハウスにもたくさんの素敵な家具がありますのでご紹介させていただきます。

今回は、その中の”Yチェア”をご紹介させて頂きます。

 

 

モデルハウスにある家具雑貨

ペンダントライトPH4/3 louis poulsen (ルイス・ポールセン)https://www.louispoulsen.com/ja-jp/privatek

ダイニングテーブルの照明についての記事はこちら

https://www.marusei-j.co.jp/ダイニングのペンダントライトの位置って?/

 

カイクリスチャンセンNO.42《宮崎椅子製作所 https://www.comfort-mart.com/?mode=f58

 

ミナペルホネン《minä perhonen (ミナペルホネン)https://www.mina-perhonen.jp

 

Yチェア《Carl Hansen & Son(カール・ハンセン&サン)https://www.carlhansen.com/ja-jp

 

 

 

Yチェアについて

デンマークを代表する家具デザイナーであるハンスJ.ウェグナーが手掛けた名作椅子の中でも特に有名で人気の高いYチェア。1950年の発売以来何十万脚も生産されてきました。

Yチェアの製造会社であるカール・ハンセン&サン(Carl Hansen & Son)社が付けた『CH24』が正式名称で、「Yチェア」はデザイナーのハンス J. ウェグナーが付けた名前ではありません。

通常、デンマークでは家具を識別するものは、メーカー名のイニシャルやデザイナーのイニシャルの後に家具の番号をつけた商品番号で、CH24の場合、「Carl Hansenの24番の椅子」ということを示しています。

ハンス J. ウェグナーのYチェアは、その斬新なフォルムからモダンデザインの名作として世界的に知られてきました。

CH24のデザインにおいてウェグナーは、アームと背もたれを一体にするという、それまでの椅子デザインに見られなかった斬新な試みをしています。そしてこの曲木製のアームに安定性と心地よい使用感を与えるのが、印象的なY字形の背もたれ。

この形状からYチェアと呼ばれるようになりました。

Yチェアの発端は中国の椅子に座るデンマーク商人の肖像画。商人が座る明代の椅子がデザインの起源となっています。

CH24の完成に必要な製作工程は100以上。しかもそのほとんどが職人の手を通して作られています。

 

カーブの美しさ

Yチェアの美しさは、このアームから背もたれにかけての曲線。

手で握るのにちょうどよい太さといえる直径30㎜の丸棒のアームは、木材を曲げて作られています。

角材を蒸気で蒸した後、U字の型にはめて乾燥させることによって形状を安定させており、その後、丸く成形し、さらに背のあたる部分を斜めに削った後にほぞ穴を加工します。

Yチェアはどこからみても美しく感じられます。

 

ペーパーコードの快適な座り心地

Yチェアの座面に使われているペーパーコードは、幅45㎜ほどの紙の帯を撚ってできた3本の紙紐を、表面が平滑になるようにさらに撚ってできています。

原材料はスウェーデン産の針葉樹の天然のパルプでできています。天然パルプは繊維が長いので簡単には破れません。再生紙のように見えますが、再生紙は繊維が短いので強度を保つためには適していません。

その丈夫さは革や布張りのイスと変わらず、張り替えの目安は10年〜15年と言われています。

さらに、初めは固く張った座面は座るごとに座る人のお尻の形に合わせて少しずつ変形してくるので、お尻が包まれるような快適な座り心地となります。

 

Yチェアに使われている木材

Yチェアに使われる木材は、すべて広葉樹です。

発売当初からビーチとオークが多く、2000年前後からチェリーやウォールナットも使用されていました。

針葉樹は50〜80年ほどで材料として使えるくらいに生育するのに比べ、ビーチは100年〜120年、オークは120年〜150年ほどかかります。年月がかかる材ですが、針葉樹より広葉樹の方が硬く経年変化を楽しめます。

 

最後に

Yチェアに限らず、ウェグナーの椅子はフォーマルでもカジュアルでもどのような空間に置かれても馴染みます。

それは、流行に左右されない形状であること、合理的に自然に無駄なく作るかを考え抜いた末にできた造形であることが言えるのではないでしょうか。

また日本でのYチェアの販売数は年間5,000〜6,000脚と言われています。これは、Yチェア年間生産数の4分の1から3分の1にあたります。

日本人が木造建築や木工芸の伝統があり、Yチェアの造形や色気などが日本人の感性に響くからなのでしょう。

 

参考資料:誠文堂「Yチェアの秘密」

 

丸晴の家具づくりのYouTube

https://youtu.be/LahEVLv8rtE

ダイニングのペンダントライトの位置って?

ダイニングのペンダントライトってどの位置に付けたらいいの?

どんな付け方が一番いいのか教えて欲しいという方のために。

今回、照明デザイナーの方にもお伺いし、おすすめのペンダントライトの付け方について書いていこうと思います。

 

空間と照明器具の一体感

照明が空間に与える影響は夜だけでなく、日中は器具自体がインテリアを彩る存在となります。

ダイニングテーブルの上にペンダントライトを吊るすとアイキャッチとなるほか空間に中心性を与え、ダウンライトだけの空間に比べて重心の低い落ち着きを感じさせることができます。

また、ダイニングテーブルは食事をする場所のため、料理が並ぶテーブルや人の顔を照らす明かりが必要です。

ただし、高い位置にペンダントライトがあると、中の光源が見えてしまうため高さに気をつける必要があります。

ペンダントライトを吊るす基本的な高さは、テーブルの天板から600〜700㎜。

テーブル自体の基本的な高さが640〜720㎜であるため、床から1200〜1400㎜が良いとされています。

その他にも、明かりによる統一感をもたせるために、食事をするときにはキッチンの照明の光量を抑えたり、部分的に消すなどしてダイニングの明かりとなじませることも。そのためには、空間ごとに照明のスイッチの回路を分け、それぞれ調光機能を備えておくと良いでしょう。

また、特に重要なのが光源の色温度。色温度が2700K(ケルビン)程度の「電球色」の光でそろえると、統一感と心地よさが生まれます。

色温度については、以下に詳しくお話ししていきます。

 

 

JISの照明基準では

まずは、「JIS(日本産業規格)照明基準総則」によると、ダイニングで食事をするときの照度は300lx(ルクス)が目安だと定められています。しかし、キッチンで作業をするときと同等の明るさであるため、人によっては明るすぎると感じるでしょう。また厨房と客席が分かれた雰囲気のあるレストランでは、100lx以下のところも多いようです。

 

色温度(K:ケルビン)

光は暗い場所を照らす役割がありますが、単に「明るい」「暗い」だけでは扱えないところにその奥深さがあります。

光には色があり、照明はその色を色温度(K)で表し、日中の太陽光のように白っぽい明かり(高い色温度)は作業に適する一方、夕陽やキャンドルの炎などの赤みを帯びた明かり(低い色温度)はくつろぎをもたらします。

そのため、色温度は空間の雰囲気や人の気分を大きく左右する要素と言えます。

住まいでは、安らぎや心地よさが求められるので、色温度の低い電球色(2700K前後)の光源が主流となっています。

 

演色性(Ra:アールエー)

光を当てたときの色の見え方(再現性)のことを演色性(Ra)と言います。

日中の太陽光をRa100とし、Raの数値が高いほど、ものの色の再現性が高い(演色性が高い)明かりとなります。

JISの照明基準総則では、ダイニングキッチンの演色性はRa80以上、最近ではRa90以上の高演色LEDの使用を推奨しています。

LEDは、以前に比べて演色性が高くなったうえ、2400Kや2200Kなどの色温度の低い器具や生活シーンによって調色できる器具が登場するなど、格段に進化してきています。

今後は単に省エネ・長寿命だけで照明を選ぶのではなく、色温度や演色性といった質も考慮し、照明によって暮らしの質も向上させたいですね。

最後に

ダイニングにおいて優先したいことの一つは、料理が美味しく見えることでしょう。

一般的には、色温度が低く、演色性が高いと「おいしそう」と感じると言われています。

しかし、色や明るさといった明かりの好みは人それぞれ。

好みに合った色や明るさを見つけ、それが、ダイニングテーブルに吊るしたときのダイニングテーブルとの大きさのバランス、高さのバランス、部屋全体のバランスも見ながら検討していきたいですね。

 

参考資料:Im home no.115

 

おすすめ照明器具

louis poulsen (ルイス・ポールセン)https://www.louispoulsen.com/ja-jp/private

PH 5

 

PH 4/3 ペンダント

 

 (フレイム) https://www.flame-product.com

tarte M

 

 

千sen  https://senkanamono.official.ec

 

 

 

その他家具などのブログはこちら

https://www.marusei-j.co.jp/tag/家具/

自然塗料のOSMOさんから学ぶのメンテナンス方法

自然塗装として、丸晴工務店では蜜蝋ワックスや胡桃油を主に使用しております。

本当に何も混ぜ物がない天然塗装と言っていい品物です。

ただ、水廻りや作業テーブルや洗面カウンターなどもっと性能が欲しい場合もあります。

無垢の木材で作ったテーブルやカウンターなどに塗る塗料って何がいいの?

子供もいるし体に害のない塗料ってどんなもの?メンテナンスってどうしたらいいの?

意外と知らない塗料のこと。

 

私たちも、自然塗料を扱っている「OSMO」さんに聞いてみました。

そして、実際に丸晴工務店の事務所にあるダイニングテーブルで実験してみました。

 

 

自然塗料ってなに?

自然塗料は原料に石油や合成顔料を含まない天然材料を主原料とした塗料です。

化学物質を含まない塗料なので、

小さな子どものおもちゃに使われていたり、食事をするダイニングテーブルに使用しても安心です。

残った塗料を捨てる時も、一般的な溶剤系の化学物質の入った塗料を使用したものだと、臭いや引火の危険性があるため簡単に廃棄ができません。薬品を使って固めたり、扱いも産業廃棄物・廃プラスチックとして捨てなくてはなりません。

一方、自然塗料のものはそのまま可燃ゴミとして捨てられます。

つまり、人にも自然環境にも優しい塗料ということです。

自然塗料で有名なOSMOの製品は、

自然の植物油(ひまわり油、大豆油、アザミ油)と植物ワックス(カルナバワックス、カンデリワックス)がベースとなっていて、ホルムアルデヒドなどの有害な化学物質が一切含まれていないそうです。

 

メンテナンスは?

一般的な塗料のウレタン塗料は造膜系塗料で、シンナーなど化学物質を混ぜた塗料で、撥水性もよく水はけも良いのがメリットですが、メンテナンスは造膜された塗料を削ってから塗り直すため、ご家庭で行うには難しいメンテナンスになります。

自然塗料は、基本が浸透系塗料なので造膜系のようにめくれや剥がれがおこらず、傷がもし付いても1部分のみをヤスリをかけて塗装し直せば塗り継ぎが目立たず補修が可能です。

実際にやってみよう

◉削り◉

丸晴の事務所テーブルを削ります。

造膜系塗料で仕上げてあったので、パワーのある工具にて削ってます。

なかなかキレイに削れるまで時間がかかり、大工さんも汗だくでやってもらいました。

 

◉拭き◉

キレイに削れたら、拭いてできるだけ木屑が残らないようにします。

OSMOさんが拭いてくれました。

 

◉塗装◉

今回使用した塗料は、OSMOの「オスモカラー フロアクリアーエクスプレス(透明)」です。

今回はダイニングテーブルですが、代用で使用しました。(問題ないそうです。)

ワックスが入っているため、撥水性、防汚性に長け、大変丈夫で長持ち。そしてメンテナンス性にも優れているそうです。

 

よく混ぜてから使用します。

 

1回目塗ったら、3〜4時間空けて2回目を塗ります。

OSMOさんが塗りかたも見せながら教えてくれました。

実際に、施主さんのお家へ行って教えてくれることもあるそうです。

完成はこちらです。

メンテナンス前

 

メンテナンス後

こんなにもキレイになりました。

そして、本来の木の色が出て無垢の雰囲気がよみがえりました。

 

まとめ

木は、湿度が高いときは湿気を吸収し、乾燥している時は湿気を吐き出します。

それが木材の「調湿機能」です。

塗料で木の表面を覆って、呼吸をできなくしては、その木の良さが活かされません。

無垢を使うメリットを最大限に活かすためには、自然素材の浸透系塗料を使うことが良いでしょう。

また、自分たちの子どもたち、また子どもの子どもたちが美しい地球に住んでいけるようにするためにも、小さくてもできることをしていってあげたいですね。

そして、何よりもずっと暮らしていくお家ですから、安全で心地良いお家でありたいですよね。

 

その他、丸晴が扱う素材についてはこちら

https://www.marusei-j.co.jp/tag/品質/

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