人を想う

丸晴の人を想い、人のためにの精神は川崎マイスター濃沼晴治氏から受け継ぎ、11名の大工に引き継がれています。

数百年の時代を生き続けることのできる家作り。

これもまた、確かなポテンシャルと技術を持ってしてできる、人や環境への思いやりだと思います。

今日もそんな想いを持った大工が家づくりをしています。

森田大工

倉俣大工

矢島大工

今日の作業場

森田大工が母屋(もや )の材木を加工してました。

ちなみに、母屋とは。。。

屋根の最も高いところにある棟木と平行して、垂木を支える木材のことです。

設計図を見ながらまずは、番付表を作成し、それを見ながら墨付けして、加工していきます。

墨付けされた部分をカットします。

その後、ノミで丁寧に削って行きます。

斜めに削る時は、ほぼ感覚で平らにしていくそうです。

お家の大事な基礎を組むための凹凸をつけていく作業を

今日も黙々と行ってます。

今日の作業場では

倉俣大工がN邸の吊り戸棚と下駄箱創作作業をしてました。

木材を裁断したり、表面を何度も何度も削ったりしながら調整して、造作しています。

箱だけでなく、引き戸の取手となる部分の造作も指先のひっかかりなど手先で感じながら作ってました。本当に細かい作業です。

角度をつけるために工夫してます。

 

宮大工の佐藤さんと取手の幅について話し合いしてます

いつも施主さんを想いながら作っています。

竿縁天井

日本建築の天井形式の一つ。

回り縁を取り付け、その回り縁に竿縁を通し、その上に天井板を置いて作られます。

日本の伝統を感じさせるとても綺麗な意匠です。

ここは、玄関の廊下天井ですが、来客の目を引く作りですね。

       

こちらは、玄関入ってすぐ左の部屋。

和の照明ともよく合い、風情のある佇まいとなってます。

       

伝統あるものは、やっぱり心が落ち着きます。

伝統的なものを取り入れて現代に生かしていく。

そんな風にずっとずっと受け継がれていければいいなぁと思います。

       

ちなみに、このN邸では照明のスイッチはこんな感じ。

和すぎない感じがまたいいですね。

大工道具

今は便利になったよなあと

清水大工は超仕上げに使う刃を研ぐ機械を扱いながら言いました。

昔は、木を仕上げるのも鉋(かんな)で行い、よく道具の手入れをしていたそうです。

便利になって時間ができたり、

気持ちの余裕が出ることで、また新たに良いものを生み出せる良さはあるけれど、

やっぱり昔から変わらなくていいものってたくさんある気がします。

そういうのを大事に、そして伝えて守って行けたらいいなって思います。

フリーな場所

階段上下脇にあるベンチや、

廊下にあるデスクスペース。

家族それぞれ使い方は異なるが、共有スペースとして何にでもなる場所。

こういう空間があることで暮らしに少しゆとりができる。

何でなんでしょうか。

なぜか使いたくなる、愛着のわくスペースとなるんです(*´∇`*)

ついついスペースがあると、棚を作りたくなる。。。

その気持ちを抑えてもらって、ぜひフリーな空間を作って頂きたいです。

一枚板のテーブル

先日、材木置き場から一枚板を取り出して加工し、

最終仕上げのウレタン塗装を行ってます!

一度塗装をした後、表面を細かいヤスリでかけてからもう一度塗装を行い、

傷や垢を付きにくくします。

一枚板のテーブルは重厚感もあり、やっぱりカッコいいですね!!

超仕上げ

今日の作業場では、

大工歴30年を超える竹内大工が超仕上げという作業を行っていました。

超仕上げとは、化粧材料や枠など目に触れるような場所の材木をツルツルに仕上げることを言います。

感動するほどツルツルで、写真で肌触りが伝えられない自分の力量に悲しくなりました.°(ಗдಗ。)°.

そして、完成した材木は丁寧に包まれて現場へと運ばれて行きました。

日々こうして色々な現場の材料が作業場では作られています!!!

ちなみに、インスタグラムでは超仕上げの動画を載せてみました!

よろしければ、そちらもご覧ください。

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