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庭木の水やりの仕方って意外と知られていないかも!?

2023年8月31日

庭木の水やりの仕方ってご存知ですか?

えっ!?1日1回あげればいいんじゃないの?って思われている方も多いのではないでしょうか?

いえいえ。

庭木も意外と繊細で、時期によってあげる量やあげる時間帯が違います。

なぜその時間にあげないといけないのか。

なぜその時間にあげてはいけないのか。

知ると何となくあげるタイミングやコツなどが理解できるのではないかと思います。

ぜひ、理解して庭木を美しく育ててあげてください。

水やりの大切さ

植物は約80%~90%は水でできているため、水が無くなったら枯れてしまいます。

樹木の葉は、表面にある小さい孔(あな)=気孔(きこう)を開閉させて、二酸化炭素や酸素、水などの交換が行われています。晴れた日に日光を受けると、この気孔を開き、内部の水分を水蒸気として蒸散させ、同時に熱も放出して、温度を下げます。そして、内部の水分が足りなくなると、地中にある根から水分を吸収します。大地に根を下ろしている樹木は、水のある所へ根を伸ばして水分の吸収を行います。

よって、土が水分を保有していたり、水分量が少なく乾いていたりというような、水やりの方法を行うと、良く根が張って生育が良い状態となります。

自然の中では空気の乾燥や降雨などで、気温も湿度も一定ではありませんから、土の状態や樹木の状態を良く観察して、適切に行うことが大切です。

また、日照りなどで水不足の状態が続いた場合は、気孔を閉じて、水分の減少を防ごうとします。このような状態になると、葉の温度が上昇し、葉が焼けたり、最悪の場合は枯れてしまうこともあります。また、上の葉が水分を補おうとして、下の葉から水分を奪い、下葉枯れという現象となります。

このように、植物には自己を守る働きを備えてはいるものの、根から取り込める水がなくなってしまうような場所や環境では、植物は生存できませんので、このようなことにならないよう、継続的に人がお世話をしなくてはなりません。

 

水やりは根元にたっぷり

地植え直後の樹木には、2ヶ月間1日2回朝夕、木の根元にたっぷり水やりをしましょう。

冬に地植えした場合は、1週間に2日程度で大丈夫です。

たっぷりとは、水を弱く出したホースを、根元付近に置いて、ゆっくりジワジワと水を浸透させるようにし、表面だけでなく地中の根鉢や根の周りの土に水が染みこむように1分間あげ続けます。

通常の水やりにおいて、水のやりすぎは根腐れを起こす場合がある為、土が十分に湿っている場合は不要です。

ちなみに、花や葉の上から掛けるようにして水やりを行う人もいるようですが、このような仕方で水やりをした場合、花びらを多く持つ植物は花の奥に水が残りやすく、それが原因で花が腐ることもあります。

また、葉の部分が常に濡れた状態にあると、糸状菌による植物病害、いわゆる「うどんこ病」にかかる危険性もでてきます。

観葉植物などでは、あえて葉に水を与える「葉水(はみず)」という水やり方法もありますが、基本的な水やりの仕方としては、花や葉に水を与えるのではなく、土に対して水を与えるということを覚えておきましょう。

 

水やりの時間帯

水やりを行う時間帯は、植物が活動を開始する前の早朝の時間帯が最適です。

早朝が難しい場合は、夕方でも問題ありません。

しかし、夜になると、植物はほとんど水を必要としていないので、朝に水を上げるのが難しかったとしても、夕方に水をたくさんあげるようなことは避けましょう。
一晩中、土が湿った状態になってしまうと、病気の発生や根腐れにつながってしまう場合があるので注意が必要です。

植物は太陽の光を浴びて光合成を行いますが、光合成を行うには水が不可欠となっています。 そのため光合成を行う時間帯までには水をあげて活動できるようにしてあげます。そして、夜には土が乾いた状態になるのが理想的です。

 

春の水やり

春は、新芽を伸ばしたり、お花を咲かせたりする植物の成長や活動が活発な時期なので、水の量をたっぷりとあげることが大切です。春になると日中の気温も上昇してきますので、朝のうちにあげて、水の量も気温や乾燥具合などを見ながら、気温の上昇に合わせて、序々に量を増やしていって様子をみるようにしましょう。必要以上な水やりは、根腐れを引き起こすこともあるため、様子を見ながら調整をしてください。

春の水やり:1日~2日に1度、7:00~12:00

 

夏の水やり

夏の水やりで一番重要なのが、水やりの時間帯です。夏は気温が高く、とくに真夏の日中の時間帯では、35℃を超すことも多いので、人が暑い日差しで喉が渇くように、植物にも水分補給をというようにとあげてしまうと水がお湯状態となってしまい、根が弱ってしまうので、日中の気温の高い時間帯での水やりは、絶対に避けてください。

朝の涼しい時間帯に行うのが最も良いですが、難しい場合は、夕方の涼しくなった時間帯で行うようにしましょう。

朝、水やりを忘れて水枯れを起こしているような場合でも、すぐに水を与えるのは避けておきましょう。

夏の水やりでは、基本的に早朝と夕方の1日2回、ちょっと多すぎると感じるくらいの量を根元を中心とした範囲にあげてください。

夏の水やり:1日に2回、9:00までと16:00以降に

 

秋の水やり

最近では、秋でも日中の気温が夏場と変わらない時期もあり、夏の水やりの方法と特に大きな違いはありませんが、一番異なる点は、夜間の気温の変化です。

秋になると、日中は汗ばむ陽気でも、日が落ちると気温がぐっと下がってきます。気温が下がる夕方以降の水やりは、その頻度を少しずつ少なくしていくことが必要です。夏日になる日には、水やりを朝たっぷりと行い、曇りで気温の上がらない日などは、水やりを見送るというように、真夏の毎日の水やりから、序々に水やりの間隔をあけて、3か月間で毎日から3日に1回まで頻度を少なくするようにします。

 

秋の水やりは、毎日から3日に1回まで序々に減らし、7:00~12:00までに

 

冬の水やり

冬の水やりは、必要最低限にして、夕方以降は避けることが重要です。

冬の間は、気温が少し上がる午前9時頃に行うことと、夜間の凍結を避けるために夕方以降は行わないようにしましょう。この時期の樹木は多くの水を必要としません。地植えでは水やりはほとんど必要ありません。

冬の水やりは、1週間に1回程度、9:00頃に

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

庭木が活動を始める前に、水をやり、活動のない夜は控える。

真夏の暑い時期は水は暑くなってしまうため日中は避ける。

理屈を知ると、いつ水やりをするべきなのか必然とわかってきます。

庭木は生き物なので、放っておけば自然に育つではないのです。

手をかけて植えたのならば、手をかけて育ててあげましょう。

庭木の様子を見ながら、害虫にも気をつけて見守ってあげてください。

そして、美しい庭木を見ながら心豊かな暮らしをしていけたらいいですね。

 

害虫に要注意!こんなブログも書いています。

https://www.marusei-j.co.jp/テッポウムシとカミキリムシって?生態と予防と/

 

丸晴工務店で作る庭づくり動画

https://youtu.be/9FT3Ux0jT-g

 

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