お知らせ

シロアリ(白蟻)について知っておいてください。

2020年5月14日

お家を永くもたせるのに、シロアリには気をつけなくてはなりません。

シロアリが活発に活動する時期となりましたので注意が必要です。

今回は、シロアリについてお話をさせていただきます。

 

Close up termites or white ants

種類はどれだけいるの?

もともと白蟻って蟻といっていますが、頭の胴体の団子が2つの形です。

蟻は3つですよね…. そうなんです。とっても蟻とは遠い類縁んです。

ゴキブリとは近縁なんですよ。

 

日本で確認されているのは16種類ほどありますが、関東にいる白蟻は、ヤマトシロアリとイエシロアリがほとんどです。

一度、アメリカカンザイシロアリと出会った経験がありますが、ほとんどはこの2種類だと考えていいかと思います。アメリカカンザイシロアリに関しましては後程お話をさせていただきます。

 

発生時期は?

通常ヤマトシロアリの羽が生えた状態で現れるのは4~5月、イエシロアリが6月~7月といわれております。

ですが、最近温暖化により12月に実際ヤマトシロアリを見たことが去年ありましたので、長い期間活動していると考えていいかと思います。

白蟻って白い色をしているの?

羽が生えていない状態は白っぽい色をしているのですが、羽が生えた白蟻は黒っぽい色です。ここは結構質問をされる事がありますので覚えておいていただきたいです。

flying termite on white background

白蟻はコロニー(巣)をたとえば木の中に作るのですが、コロニーが発達してくると羽が生えた白蟻を生み、巣から飛び出します。この羽はすぐに取れるようになっており、羽が大量に床に落ちているという話を聞いたことあるかもしれませんがこれは白蟻の可能性が高いです。

羽が落ちた白蟻は、雄と雌がカップルとなり新しい場所にコロニーをつくります。

シロアリってどうすればいるかいないか分かるの?

まず簡単なチェックの方法としましては蟻道があるかチェックする事です。シロアリは水分が生きる為に必要で土とのパイプラインを作る性質があります。(*アメリカカンザイシロアリは必要ありません)

Termite Infested. Close up on termite infested wood

今は基礎形状がベタ基礎(床全体をコンクリートで打っている)にしている場合が多いので、昔のように床下が土の状態は少なくなってます。

昔のお家は床下の土から蟻道を作ってお家の中に侵入している場合が多く、床下を潜らないとわからない点が多くありましたが、今はコンクリートで覆われているため、基礎の立ち上がりに写真のような蟻道を作って侵入しようとしている事が一般的です。ただ、コンクリートの打ち継ぎ部分など心配な箇所がある恐れもありますので、床下も確認した方が良いと思います。

今まで数々のシロアリを撃退してきましたが、見つけたらすぐに撃退する事が重要です。(侵入したシロアリすべてを)

アメリカカンザイシロアリって?

乾いたところでも生活ができる特殊な白蟻で、とても駆除する事が厄介な白蟻です。昔は港の近くなどに多くみられましたが、今では東京の北部でも見られる事があるようになりました。

termite droppings at an outside banister

丸い粉が大量に床に落ちていたら注意が必要です。この丸い粉は手で潰してもつぶせないのがゴミとの見分け方です。

私も一度リフォームのお客様のお家で偶然出会った事がありました。

アメリカカンザイ白蟻の場合は特に注意が必要です。

日本ボレイト株式会社などで出しているホウ酸はこのシロアリに効果があります。

 

 

 

永くお家を維持していく為に、シロアリは怖いですがこのシロアリの対処方法やチェックなどおこなえますので、是非丸晴工務店の方にお問い合わせいただければと思います。

また、最近良く家の周りにべニアなどを置いたり、ホームセンターさんで木の鉢を買ってそのまま土の上に置いていたりしている事が度々見受けられますので、家の周りにはシロアリが発生しやすいものは置かないように注意しましょう。

 

 

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